【前置き】
どうも、虫虎です。今回はテイルズシリーズの「テイルズオブハーツ」の感想を語ります。僕はDS版のアニメムービーエディションで遊びました。もう一度書きます。アニメムービーエディションの方です。ネタバレありますが、よろしければお付き合いください。
【全体的に感じたこと】
まず物語がよく作り込まれている印象でした。物語展開は飽きさせず、キャラクター毎の話は魅力的で、戦闘は爽快に暴れまわることができて、ボイスチャットも楽しかったです。テイルズのボイスチャットはいつもキャラクター間に深みを作ってくれるとても良いシステムですよね。
ハーツの特徴にストーリーボリュームの多さが挙げられます。僕はクリアまで60時間位かかりました。アニメーションも豊富で、長時間遊ぶことができます。そろそろ終盤かなーと思わせといて、そこからがまだまだあります。けど楽しんでプレイすることができます。
グラフィックは、DSならではの丸みのある暖かな画が綺麗でしたね。
【印象深い場面について】
インカローズにやられて、もう助からない2人が弟であるカルセドニーを説得し、前へ進ませる。ペリドットが意識朦朧になったふりをし、孤児院の子ども達に話しかける演技をする。「お姉ちゃんがいなくても大丈夫よね」と。カルセドニーは子ども達のふりをし、「僕は大丈夫だよ、前へ進めるよ」と答させ、前へ進む決意をさせる。カルセドニーが行った後、2人は安心し、火山のマグマに飲み込まれてしまう。隊長である前に、弟であるカルセドニーの為に、最後の最後まで心配をし、信頼し、そして愛する2人に僕はとても感動しました。それを引き起こす状況は悲しい場面ではあるけど感動的でした。
②帝国軍憑依兵が暴れまわった後、帝国軍の一般兵が外出している孤児院の子ども達を見つけて家へ帰そうとする時、子ども達に少しだけ歌を歌わせる時間を与えることになる。その歌を聞いた一般兵が泣いてしまう場面。世界を平和にしようと兵士になったはずなのに街を破壊し、人々を危険にさらしてしまった。自分達は何をやっているのだろう。どうすることもできないやるせなさから、涙がこぼれてしまう。平和を望む人達は沢山いるのに、叶えるのは難しい。涙を流す兵士に感動して泣けましたね。
【キャラクターについて感想】
《シング・メテオライト》
テイルズ系熱血おバカ主人公です。真っ直ぐな言葉が魅力的ですね。1番操作しやすいキャラクターだった。
《コハク・ハーツ》
味噌好きな優しい娘。心を取り戻していく中で、どんどん強くなっていくところが微笑ましかったです。シングとのラブストーリーはありがちに感じたけど、最後にまとまりを与えてくれて良かったと思います。「鳳凰天空」が好きだった。
《ヒスイ・ハーツ》
不器用だが、優しさと熱意を持っているコハクの兄さん。物語が進むにつれ、彼のシング、リチアへの対応が変わっていくところに嬉しさ、成長感、微笑みがあって好感が持てますね。そして、クンツァイトとの友情が熱かった。彼の「ナース」がないと始まらないし、ボスに勝てない(笑)。今作一番重要な技。
《クンツァイト》
機械でありながら、リチアを守りたいと思う気持ちから、人の持つであろう感情に目覚めていく。そこには、自分が機械であるという負い目を感じ苦悩することもあるが、ヒスイ達の助けをかり、自分の感じている思いに素直になっていくところが、すごく純粋に綺麗に描かれていて良いなーと思いました。技は扱いづらい感じだけど、格好良いですね。
《イネス》
心身共に強さを持っている人。それをいつも発揮していて、仲間の信頼を得ている。しかし、イネスは本当は1人で抱え込むには、重すぎる荷物を持っていた。事故のせいで、妻を亡くし、おかしくなってしまった好きな人を救いたい、その好きな人の家族を守りたいという気持ちがあるが、何が正解なのか分からず、自分にはそれができるのかと思い悩む。その苦悩と普段の強さのギャップがイネスの魅力でありました。イネスの物語も大変感動的で良かったですね。動きは遅いが、パワーが強い。1番通常攻撃が使えたりする。
《ベリル》
特に世界を救う冒険に関して、強い理由が見当たらなかったベリルさん。しかし、シングたちと冒険することに対して、喜びを感じていました。ベリルの故郷に帰るイベントでは、その想いが再確認されて、ベリルの冒険に厚みにがついて良かったと思います。冒険をすることで、ベリルは成長したし、仲間もできた。良かったんじゃないかと思う。「スラッシュからあず」が最強すぎる。
【クリア後の楽しみ】
色々な人にスピルリンクして、アイテムを集めたり、イベントをこなしたりして大分楽しめますね。クリア後にゆっくり世界を周りなおしてみるのも一興であります。そこで、援護技のアイテムを手に入れて新たに楽しめたりする。「Xバスター」とか良かったですね。
BGMを聴き直してみると良いですね。実は良曲がいっぱいあったことに気づかせてもらえて、懐かしめます。アニメーションも見直すと懐かしい。ゲームクリア後特有の感慨深い達成感のある心地好い気持ちになれますね。
隠しボス「リシア・カトレイア」が強かった。というかたどり着くまでが大変です。5時間くらいかかった。ゲームオーバーになると、40階からスタートでき、50階にたどり着いてからの戦闘となるから、行くまでに小一時間程かかります。せっかくレベルが上がってもやり直しになりますし………。ずっとハードモードで遊んでいたけど、敢えなくノーマルモードで倒すことになりました。
個人的な結果としては、アイテム取得率、敵遭遇率は80%を越え、素材取得率に関しては100%となってました。個人的にテイルズオブハーツの世界を堪能することができました。
【まとめ】
DSのソフトだと侮ることなかれ。かなりのボリュームがあります。且つ、飽きることのなく楽しめます。良いゲームだと思います。