【前置き】
どうも、虫虎です。今回は「書く力 わたしたちはこうして文章を磨いた」という本の感想を書きます。書評ではなくて、ただただ僕個人の感想を書いてます。よろしければお付き合いください。宜しくお願いします。
【読書感想】
本書はテレビ番組で社会情勢や社会問題などの解説している池上彰先生と読売新聞の「編集手帳」を担当している武内政明先生との文章についての対談形式の文章です。
2人とも物腰が柔らかい文章の書き方をしているので、本書全体の印象として優しさを感じました。
言葉や文章を発信する立場である2人なので、人に読まれること、読まれた時の反応への予測を念頭に置いていることが伺えました。「読み手を意識すること」の大切さを教えてもらいました。僕は読み手を意識できていませんが。
本書を読んで僕は文章を作り込むことの楽しさを得ました。2人とも、より良い表現へ頭を絞り、工夫を凝らし、表現方法を探したり、練り込んだりする厄介な作業を楽しんでいる感じが伺えました。その文章の練り込みについての会話を読んでいると、文章作りをもっと楽しみたいなと僕自身感化させられました。
2人は良質な文章から自分の好きな文章表現を探して吸収している。僕自身も文章力向上の為に漢詩や短歌を読み込んで文章表現術を獲得したいと思えました。
書くこと全般についての行為を学ぶことができました。「読み手を意識すること」「文章を練り込むことの楽しさ」「文章の引き出しを増やすこと」を2人のように物腰柔らかく楽しんで取り組んでいこうと意欲を掻き立てられる本書でした。
手間のかかる厄介な作業が文章を練る楽しさ
(「書く力 わたしたちはこうして文章を磨いた」より)