【前置き】
どうも、虫虎です。今回はGARNET CROWさんの9枚目のアルバム「メモリーズ」の感想を思うままに書き連ねていきます。よろしければお付き合いください。宜しくお願いします。
【Smiley Nation】
青い海とか快い風とか暖かな陽光のような笑顔の国へ行くには辛い経験も必要ですよって曲。苦しいことがあるから、嬉しいことがあります。苦しいことも明るく楽しんで受け入れることができたら素敵だと思いますね。「メモリーズ」は明るい曲から始まる疾走感ある感じですね。
「ねぇただ苦しみだけが今よりずっといい境地へ連れてくれる」
(「Smiley Nation」より)
何事も前向きに受け止めれたらいいですね。
【live 〜When You Are Near!〜】
ねぇ大好きなあなた私といつ一緒に住むの?
大好きな君への好きな気持ちを、私の幸せな気持ちを歌った曲。中村由利さんの声も可愛さがあって新鮮な雰囲気が味わえます。熱い夏の一幕が頭に浮かび上がる爽快さも感じることができます。
「朝になる 夜になる 時をつなぐ流れの中
想いが響きあうように繋がるといいな」
(「live 〜When You Are Near!〜」より)
「想いが響きあうように繋がる」って歌詞が凄く素敵だなって思います。
【JUDY】
小説「わたしを離さないで」から生み出された楽曲らしいですね。日本での「テレビドラマ」版は観たけど、小説読んだことないので、読んでから思うことを書いてみることにします。ドラマの悲しい雰囲気とこの曲の感じが凄く合っているなと感じました。
「いつかこの身が自由になる時行こうねって話したね」
(「JUDY」より)
静かだけど、悲しき運命から抜け出そうという強い想いを感じます。
【Misty Mystery】
別れた相手が忘れられずに霧のかかった何かを掴もうとするけど、掴めない。楽しい思い出や夜に見るあの頃の夢は残像で、哀しみや苦しみだけが現実だと思い知らされる。そうなんだけれども、無謀にも愛や情熱や安らぎを探している。GARNET CROWらしさ満載のダークな曲だけど、力強さも感じることができますね。
「繰り返し揺れる幻想
夜を超える長い感傷」
(「Misty Mystery」より)
この曲を物語っている凄く格好良い歌詞だなって思いました。
Misty 霧のような 霧の多い
Mystery 神秘
【一緒に暮らそう】
恋人と一緒に暮らしたいという思いを語る歌です。一緒に暮らすと絶対に楽しい筈だからね。想像すると楽しそうだけど、現実が追いついていないからもどかしい感じ。ねぇ早く一緒に暮らそうよ。
「ね、一緒に歌おうよ 週末は外食しようよ 温もりとセットの関係がいいじゃない」
(「一緒に暮らそう」より)
AZUKI七さんの歌詞の中で時々現れる具体的な情景が好きだったりします。
【メモリーズ】
波のように近づいてきて、離れていく、そして、飛沫のように少しずつ弾けて、消えていく楽しかった記憶たち。アルバム名と同じ曲名であって、このアルバムの中核的な存在ですかね。この曲の中村由利さんの歌い方が僕は好きです。後は、コーラス部分も素敵だわ。素敵な曲だなって思います。
「知らぬうちに知りすぎている 憧れも黄昏を纏う」
(「メモリーズ」より)
「憧れも黄昏を纏う」って時の流れの切なさを感じますね。
【静寂のconcerto】
歌詞にあるアランフェス協奏曲から着想を得ているのでしょうか。アランフェス協奏曲を聴いてみると、切ないメロディの中に激しいもころもある曲だなって思いました。「静寂のconcerto」も僕には類似しているような感じがしました。サビの部分の静かなんだけど、力強いところなんかが似ているように感じました。静寂のconcertoという音楽で静寂さを表現されているところに感銘を受けますね。
「バスが来る待合人 共に暮らしがあるような やさしい時間」
(「静寂のconcerto」より)
そういえば、バスの待合室って静かな印象がある。静かさをバスの待合室で表現するなんて凄いなと思いました。
concerto コンチェルト 協奏曲
【創世記1】
辛いことはあるけど、地球ができた頃の創世記に想いを馳せてみると、自分の悩みなんてちっぽけなものに感じませんか。辛い時に、広大な海を見に行ったり、自然豊かな山に登ったりすると、心が洗われる気がする。そういう感覚にしてくれる楽曲です。
「あぁ 流星になって燃え尽きたいだなんて夜はちょっぴり大胆だ」
(「創世記1」より)
少し気持ちが前向きになった様子が素敵です。
【ロンリーナイト】
人生に疲れて、一人になりたいと思ってしまう寂しい夜の歌。愛も恋も人間関係も回り回り巡り巡り渦巻いていくから大変だ。ダンスチューン音楽のリズムがいい感じの曲です。
「一人でいるのが好きで電話も面倒だな」
(「ロンリーナイト」より)
この歌詞の気持ちに共感してしまう。現実世界って大変だから、一人になりたい時があるものですね。
【英雄】
英雄と呼ばれる人物の苦悩を歌った楽曲。皆から讃えられる英雄には、彼らにしか分からない苦悩がある。目的を果たして万事が上手くいった訳ではなくて、そこに色んな犠牲があった。身体が傷ついたのかもしれない、仲間を失ったのかもしれない、裏切りがあったのかもしれない、悲しい選択があったのかもしれない。そんな色んな犠牲があって、目的を果たした後のもどかしさのある雰囲気を感じる曲です。
「剣は確かな意味を宿し振り下ろされ英雄の名を与えられた」
(「英雄」より)
この歌詞が格好良くて好き。
【Blue Regret】
まだ若かった頃の後悔の話。若さ故に感情のまま勢いのまま行動してしまったことを悔やんでしまう。GARNET CROWさんの奏でる切ない昔のことを思い返す楽曲って、哀愁溢れてて切ない気持ちになりますね。そんなGARNET CROWさんの真骨頂である曲でこのアルバムは締め括られています。
「陽射し揺れる木漏れ日の中にいるただそれだけで心なくす程に乱れる」
(「Blue Regret」より)
AZUKI七さんの後悔の念を表現する歌詞が美しいです。
【まとめ】
以上、GARNET CROWさんの8枚目のアルバム「メモリーズ」の感想でした。ここまで読んでくださってありがとうございました。