昆虫好きライトゲーマー虫虎の日記

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日課のランニング物語

 私はいつも朝5時に目覚ましを止める。会社へ行く準備を始めるには早すぎる時間だ。

 

 では、何をするのかというと、ランニングだ。

 

 そう。私は毎朝走るのが日課になっているのだ。

 

 いつもの準備運動を済ませ、5時半には家を出る。来る日も来る日も同じコースを走っていく。

 

 いつも同じコースを走っていて飽きないの?

 

 妻にそんなことを聞かれたことがある。

 

 私はそんなことはないと言う。毎日同じコースを走るから飽きないのだ。同じコースだけど、同じじゃないのだ。

 

 空模様や風の向きや強さや空気、虫や鳥達の鳴き声は違うのだ。

 

 今は9月で朝は涼しくなってきたけど、走ったいるとやっぱりすぐに汗ばんでくる。そんな空気だ。

 

 夏の終わりに秋の虫達が各々音楽を奏でている中、私は蝉の鳴き声が混じっていることに気がついた。この何処かで鳴いている蝉は自分が生まれ出た世界に戸惑いを感じたのではないだろうか。自分の仲間が賑やかに鳴き声をあげている夏の暑苦しくて騒がしい世界を想像していたかもしれない。

 

 それが殻を破って出てきてみると、夏も終わりかけ、次は僕達の番だと秋の虫達が鳴いていた。

 

 蝉はもしかすると寂しい感情を抱いているのかもしれないけど、懸命に鳴いている。その声を私は確かに聞いている。夏の終わりに君の叫びをしかと聞いたぞ。そんなことを考えてみると、蝉の鳴き声は私の中でどんどん大きくなっていく。私はこの公園の何処かにいる蝉と繋がった気がした。私にはそれが嬉しく思えたのだ。

 

 ほらね、今日も同じコースだけど楽しいのだ。

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