【前置き】
どうも、虫虎です。今回は枡野俊明先生の著書「禅、比べない生活「自分のものさし」で生きるヒント」の読書感想を綴ります。宜しくお願いします。
【どんな本か】
現代の会社の環境は、出世争いや評価の取り合い、人と優劣をつけることといった人と比べることや競争することが普通になっています。
そんな普通の状態を立ち止まってみて見つめ直す。禅的な思想を持って人と比べることについて考えてみる。そうすると、人と比べないことの良さに気づき始める。人と比べない生活とはどのようなものでしょうか。
現代社会の争いの渦に巻き込まれることに疲れた人、もう少し自分らしく振る舞いたい人、禅的な思想を学んでみたい人にお薦めの本です。
【人と比べて勝つことが幸せ?】
本書では度々仕事における競争について取り上げられていて、勝ち負けにこだわって人に勝つことよりも、自分らしくいることの方が幸せなのではないかと提唱しています。
仕事では、一つの勝負に勝ったとしても、次の上のレベルの人が待ち構えている。「俺達の戦いはこれからだ」と戦いの連鎖がずっと続いていく。これでは心が休まる暇がないです。
それならば、人と競い合うことではなくて、自分のオリジナリティのある仕事を少しでもできるように考えたり、心遣いをしたり、丁寧さを込めたりすることが良いのではないかと述べられています。
なかなか争いの嵐の中から抜け出すことは難しいのかもしれないけど、その中から頑張って飛び出してみると、心休まる暖かな世界が広がっているのかもしれないと僕は思いました。
【新たな価値観を取り入れる】
禅的な価値観を本書を通して知ることができます。その価値観を自分の中に知識として蓄えることで、自分の価値観に刺激を与えることになります。
禅的な価値観を取り入れてみることで、自分の思考法や判断基準、行動規範、価値観を再構築、再考してみる良い機会になるのではないかと僕は思いました。
全部が全部取り入れることはできないのかもしれないけど、凄く大切なことが語られているので、自分で考えてみて自分の中に取り込んでいける価値観は取り込んでいくことで、心が豊かになるのではないかと僕は考えました。
【まとめ】
現代社会の生活の中で全てを取り入れることはできないかもしれないけど、新しい価値観を自分の中に取り込んでみるのは如何でしょうか。
毎日を清々しく生きられる。それに勝る幸福などないのです。欲しいものを手に入れるとか、仕事で成果をあげるとかといったことは幸せの根本から見れば、枝葉末節です
(「禅、比べない生活「自分のものさし」で生きるヒント」より)