【前置き】
どうも、虫虎です。今回は荻原規子先生の小説「これは王国のかぎ」の感想を書きます。宜しくお願いします。
【これは王国のかぎ】
アラビアンナイトの世界に没入することのできる物語です。
主人公は中学生の少女で、文面にも少女口調が入っている為、世界観は軽快な雰囲気になっていますね。少女はアラビアンナイトの世界では魔神族になり、不思議な能力を使えるようになって、異世界を冒険します。子どもの頃に夢描いていたような不思議で心踊る冒険が楽しめます。
「あの王国はあたしの中にあるのかな‥とても考えられないけれども。」
(「これは王国のかぎ」より)
自分の心の中でも分からないことは沢山ある。自分の内にあの王国が入っているという考え方が面白いなぁとも思うし、無限の可能性を感じてしまいますね。子どもの頃に経験する不思議な冒険には心揺さぶられまてしまいます。