【前置き】
どうも、虫虎です。今回は価値観の変化について書き記してみます。宜しくお願いします。
【若い頃の価値観】
若い頃は成長と共に価値観が変わっていきます。子どもの頃は、心が純真であるので、色々なことを吸収したり、学んだり、経験して、価値観を形成していくものだと思います。年齢が低い程、その傾向は顕著であるかと感じます。
僕自身の体感で考えてみると、中学生の頃は、好きな音楽が多くあり、聴いてみたいアーティストが沢山いて、毎週ORICONチャートのランキングをチェックして、TSUTAYAへアルバムを借りに行く位、流行に敏感で多感でした。それが大人に近づくに従って流行の音楽を過敏に追わなくなってきて、好んで聴く音楽も定まってきてしまいました。
若い頃は、もうずっとヒットチャートを調べて最新の音楽を追い続けるものだと思っていたけど、そんなことはなくて年を重ねるとその勢いや興味関心は薄れていってしまいました。
これは自分の中で好きなことの価値観が固まってしまった一例であると言えるかと思います。
【大人の価値観】
そこで疑問に思ったことは、大人になると価値観は変わらないのかということです。大人になると価値観は固まってきてしまうけど、全く変わらなくなるのか。
例えば、良質な価値観を得るためには価値観が形成される前に沢山本を読んでおかないといけないのか。
そう考えてみると、そんなことは決してないなと僕は思いました。
確かに価値観は大人になるにつれて多少は固まってしまうけど、全てがかちこちになってしまうわけではないと僕は考えます。
感動的な体験をしたり、運命的な出会いをしたり、本を読んで心を揺すぶられたり、日々の生活の小さな出来事を積み重ねであっても、大人になった自分の価値観は移ろいゆくものだと思います。
具体的な例として、離婚を挙げてみます。一般的に大人になってから結婚するわけだけど、結婚時は相手と一生を添い遂げるつもりでいると思います。しかし、時が経つにつれて色々な経験をしたり、周りからの影響を受けたりして、自分の価値観が相手と合わなくなって離婚という結末になることがあります。
それは大人の価値観も変わるという一例になると僕は考えます。
【柔軟な心を持つ】
子どもは柔軟な心で色んなことを吸収して価値観を変えていく。
大人はある程度自分の価値観を形成しているけど全く変わらないことはない。
そこで大人になった後の価値観との付き合い方を考えてみます。
大人は自分の信念になっている曲げられない大切にしている価値観は守りつつも、自分の長い人生で変に凝り固まっている価値観を見直してみたり、柔らかくすることで人生が変わってくるのではないかと僕は考えます。
普段、当たり前になっていることを疑ってみる。あり得ないなと思える価値観を試してみる。
例えば、お風呂で毎日体を洗ってるけど毎日洗う必要はあるのか、健康のために食べているものが本当に自分に合っているのか、人間関係において良いと思っていた処世術は本当に良いことなのか、それっていいことなのか、そんな自分の中で当たり前になっていることを疑ってみます。そういう価値観の見直しは自分の人生を変えるいいきっかけになり得ると僕は考えます。
その為には、尊敬する人と深く接してみたり、自分の為になるような経験に沢山飛び込んでみたり、沢山色んな本を読んだり、自分の頭で色んなことを考えてみたり、挑戦してみたりと良質な価値観を自分の中に取り入れてみることが必要です。そして、それを自分の体の一部にするのか、排泄するのか、改めて考えてみることも必要です。
大人は固まった価値観を見直し解しながら、柔軟な心を持ってみることが自分を変える上で大切なことだと僕は思います。
【まとめ】
大人になっても、柔軟な心で良質な価値観を取り入れてみて自己成長していきたいですね。
むしろ経験を積んだ大人の方が価値観を上手く料理できるのかもしれないとも僕は思いました。
自分はなにが好きなのか、なにがやりたいのか、得意なものはなにか………といったことを意識的に取り出してみて、きたるべき二○年、二五年の人生を生きる準備に取りかかるのです
(「禅、比べない生活「自分のものさし」で生きるヒント」より)