【前置き】
どうも、虫虎です。今回は漫画版「孤独のグルメ」一巻と二巻の感想を書きます。宜しくお願いします。
【どんな漫画か】
個人経営の貿易商である井之頭さんが色んな食事処に赴いて外食する話です。
井之頭さんが店でご飯を食べて独特の感性で述べる感想が癖になる。ご飯を味だけでなく、その場面毎に述べられる気持ちを読むのが面白いですね。
井之頭さんがそこで、滅茶苦茶食べるんだけど、鍛えているから体が引き締まっているという設定も好感持てていいなと僕は感じてます。
外で美味しいご飯屋を探して食べに行きたくなる漫画です。
【一人でご飯を食べる楽しさ】
題名「孤独のグルメ」という通り井之頭さんが一人でご飯を食べていて、その姿を読んでると一人飯の楽しさがひしひしと伝わってきます。
友人や家族と和みながら食べるものいいけど、そういう時って食べるものに注意が散漫になりがちです。会話しながら食べてると、どうしてもご飯の味に向ける意識が少なくなってしまいます。
その点、一人で食べるとそのご飯に集中できるので、よりご飯自体を楽しむことができる。
誰かと「旨いなー」と言いながら食べるとより「食事」が楽しめる、一人で黙々と食べるとより「食べるもの」を楽しめる、のではないかと僕は思いました。
「ブリ照りを丹念に箸でついばみながらごはんを食べる充実感」
(「孤独のグルメ」より)
【井之頭さんに共感】
僕は基本的に友達いないので会社の食堂で一人でご飯を食べているけど全然楽しめているし、家でもテレビ見ながらご飯食べるのが苦手なくらいで、ご飯を黙々と一人で食べるのが好きだったりします。
僕はテレビを見ながらや誰かと会話しながらご飯を食べていると意識をかなり取られてしまう。後で味わって食べれば良かったなと思ってしまうことがあります。
そういう感覚を持っているので、この漫画の井之頭さんの価値観に凄く共感してしまいました。
「食事はひとりで気兼ねなく食べたいんで」
(「孤独のグルメ」より)
【場面毎に楽しむ食事】
旅先であれ、ふらりと立ち寄った食事処であれ、野球の観戦席であれ、病室であれ、景色がいいところであれ、その時々の状況や自分の状態でご飯の美味しさも変わってくる。
天気のいい時に外で食べると美味しく感じるし、店のお客さんや店員の態度で不味く感じることもあったりします。
そんな場面毎の食との関り合いを読めるのも楽しいです。
【味わうことの素晴らしさ】
井之頭さんはご飯の一品に対しても色んな感想を述べていて、「やっぱりご飯を味わって食べるのっていいな」と改めて思いました。
この漫画を読んで改めて一品一品味わって食べるようにしようと思うようになりました。
「モノを食べる時はね誰にも邪魔されず自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ独り静かで豊かで」
(「孤独のグルメ」より)
【まとめ】
以上、漫画版「孤独のグルメ」の感想でした。
僕は井之頭との価値観が近くって共感しながら読めて楽しかったです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。