【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、川原 礫先生のソードアート・オンラインシリーズの第一巻目の「ソードアート・オンライン1 アインクラッド」を読み終えたので感想を記してみます。ネタバレありますのでご注意ください。それでは宜しくお願いします。
【あらすじ】
自分の知覚を仮想世界へ飛ばして、オンラインゲームの世界に自分を出現させることのできるゲームシステムが発売された。
キリトはその最先端の技術が集約されたゲームを買って、オンラインゲームの世界に自分の身を投じてゲームに興じていた。
しかし、すぐに事件が起こった。ゲームの開発者が何故かゲームプレイヤーをゲームの世界、知覚だけの仮想空間に閉じ込めてしまったのだ。さらにはゲームをクリアしないと、ここから抜け出せないというデスゲームを敢行した。
キリトと他のプレイヤーはゲームの中での死=現実世界の死という恐怖のルールを課せられ、ゲームの攻略に挑むのであった。
【ゲームの世界観が楽しい】
自分がゲームの世界に入ってRPGをします。綺麗なゲームのグラフィック世界で暮らして、ダンジョンに潜って敵と戦闘して技を繰り出したり、能力値を上げたり、アイテムを使ってみたり、装備を身に付けてみたり、ゲームでしかできないようなことを体験できる世界が楽しそうで読んでいて羨ましく思えてしまいました。
「見渡す限り誰もいない荒野を単身さすらう孤独感、これこそまさにRPGの醍醐味というもので」
(「ソードアート・オンライン1 アインクラッド」より)
【ゲーム世界に入る読書体験】
自分がゲームのキャラクターとして体験すること、例えばモンスターと対峙する、ご飯を食べる、装備を着替える、釣りをする、アイテムを使うなどといったゲーム内でする行為を文章として読むのが不思議な体験で心弾みました。
ゲームのキャラクターになると、こんな感覚を味わうんだなぁと楽しかったです。
「無論大技をガードされたアスナも硬直を強いられるが、重要なのはその「間」だった。俺は間髪入れず突進系の技で敵の正面に飛び込んだ」
(「ソードアート・オンライン1 アインクラッド」より)
【アスナちゃんが可愛い】
物語の中には恋愛要素も色濃くあって、ソロプレイヤーのキリトが美少女と恋愛します。そちらも本書の魅力の一つだと思います。こんなおいしい展開があるといいですよねー。
【物語が面白い】
世界観、設定、恋愛要素が魅力的なのに加えて、物語の本筋も面白い。僕は「ソードアート・オンライン」が二巻以降もあるのは知っていたけど、一巻がどんな結末までいくのかは知らなかったです。だから、一巻の最後の展開には驚かされました。面白かったですね。
「他人のRPGを傍から眺めるほど詰まらないことはない」
(「ソードアート・オンライン1 アインクラッド」より)
【まとめ】
是非、二巻目も手にとって読んでみようと思いました。面白かったです。