【前置き】
どうも、虫虎です。今回はイソップ寓話の「熊と旅人」から学びを抽出してみます。宜しくお願いします。
【あらすじ】
二人の男が旅をしていた。ある時、男達の前に巨大な熊が現れた。二人の男は慌てふためき逃げ惑った。一人の男は素早く木の上に登れた。しかし、もう一人の男は登り損なってしまい、やむなく死んだふりをしてやり過ごすことにした。すぐに熊がやって来た。そして、死んだふりをした男に耳打ちをするのであった。
「お前の友達はお前が絶体絶命の状況なのに自分だけ助かろうとしているぞ。旅の仲間はちゃんと考えた方がいいぞ」
それだけ言うと、熊は立ち去った。
暫くすると木から男が降りてきた。
「熊に何か言われたのか?」
「いや、別に。俺はこれから一人で旅するよ、今までありがとな」
死んだふりの男はそう言って立ち去っていった。
【大変な時、友に手を貸せるか】
この寓話の展開のように自分の命がかかっている時は人のことを気遣うのは難しいかもしれないです。けど、そうではない自分が死にはしないけど大変な状況の時に困っている友に手を貸すことができるかどうかで自分の人間力や友との友情度が分かってしまうものかなと思いました。
自分が困っている時に人を助けることができると人として素敵ですね。
【狭く深い人間関係】
自分が身体を張って守れる人の数なんて限りがあります。
多くの人と交友関係を持つことはいいことだけど、自分が真摯に誠実に接することができる人の限度を知っておくことも必要だと感じます。
無理に友達を増やそうとするのではなくて、今いる友や家族を大切にした方がいい場合もあると僕は考えます。
【木登り男を避ける】
物語の最後で見捨てられた死んだふり男は木登り男と決別しました。
人間関係の付き合いの中で自分のことしか考えていない人や人の好意を奪うだけ奪ってやろうという魂胆が見え隠れしているような人とは距離をとるのが賢明かと僕は考えます。
全ての人に優しく誠実に接するのは難しいので、非情かもしれないがそういう選択も時として必要になってきてしまうと僕は考えます。
【まとめ】
僕がこの寓話から学んだことは、大事な友や家族が困っている時に手を貸せる人間力を持つこと、交友関係は無理に広げなくてもいいこと、人の好意を奪うことしか考えてない人は避けることが必要ということです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。