【前置き】
どうも、虫虎です。今回は「この人を見よ!歴史をつくった人びと伝19アンリ・ファーブル」を読んでみたので、その感想を書きます。宜しくお願いします。
【どんな本?】
ファーブル昆虫記の著者であるジャン・アンリ・ファーブルの一生が説明されている本です。内容は、小学校高学年~中学生向けくらいなので読みやすいですね。
ファーブル博士の一生を知りたい人におすすめの本です。
【苦難の人生を歩んでる】
苦難の人生だけど、それでも成果をあげ続けるフランス人のファーブル博士の物語。
少年時代、父親がカフェの事業に失敗してホームレスになるも勉強をすることで給費生(学費生活費無料)になる。
大人になり十年かけた染料の研究に成功するも、すぐにドイツの学者にその上の成果を上げられて、資金が稼げなくなる。
学校では教え方が上手いと評判になっていたが、女性への生殖の教えが不適切だと言われて学校を辞めさせられる。加えて、博物館館長も辞めさせられる
昆虫記を書くもフランスの学者に嫌われて売れない。
大変な人生を歩んでいるなと感じました。ずっと貧しい暮らしをしている中でも知的好奇心と努力で勉強や研究を続けていって、道を切り開き続ける姿は尊敬に値しますね。
ファーブル博士の置かれた環境が悪くても努力で何とかする姿を見習いたいです。
【昆虫だけだはない】
ファーブル博士といえば「昆虫」の印象だったけど、色々なことを研究していたことに読んでいて初めて知りました。
植物や数学、染料などの研究にも熱心であって、それが昆虫へも活かされているところもあるのかなと勝手に想像してみました。
【子どもを結構亡くしてる】
年表を読んでると、ファーブル博士は子どもを結構亡くされています。時代の影響もあったのかもしれないけど、プライベートでは辛い時期を色々と経験していたのかなと感じました。
【昆虫記を執筆】
そんな激動の人生を送ってきたファーブル博士は後年の三十年間で昆虫を研究したそうです。
色々な柵や嫉妬や陰謀などから遠ざかり、家族に囲まれて、田舎の自分の庭で大好きな昆虫の研究をするのはファーブル博士にとって幸せなことだったんじゃないかと僕は想像しながら読みました。
【まとめ】
伝記を読んで、自分の置かれた環境がどうであれ、努力次第で何とかなることもあるんじゃないかと勇気を貰いました。
ありがとうございました。