【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、僕が「嫌われる勇気」という本を読んでいて、鈍器で頭を殴られたような衝撃を受けた箇所について語ってみます。宜しくお願いします。
【哲人と青年の会話】
「嫌われる勇気」は哲人と青年の会話形式で進んでいきます。
哲人は青年に対して言います。あなたが自分を卑下して自分なんかと人は関わりたくないでしょうねって言う背景には、対人関係で傷つきたくないという目的が隠されているんですよ、と。
この意見を聞いて青年はグゥの音も出ないほどに絶句していたけど、それと同時に読んでいる僕も僕の本音の核心を突かれて同じように固まってしまったのを覚えています。
【何故、衝撃を受けたのか】
青年は自分を卑下することで対人関係で傷つきたくないという目的を果たそうとしてました。
僕の場合は、「人見知りですから」とか、「人の顔色を窺ってしまうんですよ」とか、「気にし過ぎてしまう性格なんですよ」とか、「一人でいるのが好きなんですよ」とか、「一人で遊ぶ趣味が気楽なんですよ」とか、「怒るのって苦手なんですよね」とかを自己分析して自分に言い聞かせていました。
それって、「あなたは対人関係で傷つきたくないからそういうこと言うんでしょ」と。
アドラー博士に心臓を一刺しされたようで僕は言葉を失ってしまいました。
【認めることから始めよう】
その指摘は図星でした。
確かに、僕が人との関係で傷つきやすいと言うのは、対人関係で傷つきたくない目的を果たそうとしていたからでした、と。
だって、対人関係で傷つきたくないんだもん。
けど、こんな怯えながらの生き方を少しでも変えていかないといけないのかもしれないです。
まず、「自分は人が好き」とか「気にしすぎる性格だ」と言ってしまう目的は、対人関係で傷つきたくないからなんだということを認めるところから始めるのがいいのかと僕は思いました。
【どうするか決める】
それを認めて理解した上で僕はどうしたらいいのでしょうか。
対人関係において、大なり小なり傷つくのは避けられないことなんだという心持ちを持っておくとよいかと考えました。その心持ちを持つことで、少しでも強くなれるし、気も楽になるかと僕は考えます。
次に、対人関係の質や量、距離間を選択する。自分がどんな人と関わって生きていきたいのか、どれくらいの人間関係の量を築きたいのか。心地いい対人関係を形作れるように努力すべきだと考えました。
少しでも対人関係で傷つかないで生きるにはどうするのかを考えてみるのもよいかと思いました。
最後に、自分がなりたい像を探す。対人関係を良好にするには自分はどんな風に変わればいいのかについて考えてみます。自分は変わることができるんだから、理想とする自分へと少しずつでも変貌していけるように努力するのがいいかと僕は考えました。
【まとめ】
僕があれこれ言っていたのは、対人関係で傷つきたくないという目的を果たそうとしてたのが理由だったみたいです。
まずはそれを認める。
それから、心持ちを変え、対人関係の質や量を調整し、理想とする自分へ変わろうとすることで何かが変わっていくのかなと思いました。
人間関係が苦手だと言っているのは、つまり、あなたの「目的」は、「他者との関係で傷つかないこと」なのです
(「嫌われる勇気」より)