【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、アドラー心理学における「共同体感覚」についてまとめつつ、自分なりに思ったことを書きます。宜しくお願いします。
【共同体感覚とは】
アドラー博士は、対人関係のスタートを「課題の分離」とし、ゴールを「共同体感覚」と提唱しています。
共同体といえば、普通は学校や会社、地位社会をイメージするけれども、アドラー博士の仰る共同体は、宇宙全体全てのモノと定義されています。
そして、「共同体感覚」とは、「わたしはここにいてもいいのだ」と感じることのできる感覚のこと。
その感覚を手に入れるには、他者に与えるという行為をすることが鍵となっていると提唱されています。
【共同体は無限大】
アドラー博士は、共同体を国家や人類を包括した全て、過去や未来、動植物や無生物を含んだものと仰ります。要は、全部ということでしょう。
無人島で一人で生活していても、植物や昆虫などと共同体を形成するということになるのでしょうか。
何故、アドラー博士は共同体は全てだと仰るのでしょうか。
その意図は、自分の居場所は決して今いるところだけではなくて、至るところに存在するということを強く言いたいのではないかと僕は感じました。そして、そういう視点を持つことがとても大事であると僕は受け取りました。
何か辛いことがあったとき、その籠の中でがんじがらめにならずに、外の世界へ出る勇気を持つことが大事なんだ、と。
【ここにいてもいい所属感】
共同体感覚とは、わたしはここにいてもいいのだという感覚、言い換えると、所属感と表せます。
それが、対人関係のゴールであるとアドラー博士は提唱します。
確かに「ここにいてもいい」という感覚は安心感があって居心地のよいものです。
そして、その所属感を得るには与えることが重要であると言われています。
確かに、何か共同体の中で自分に大きな役割があった方が所属感を強く感じることができると思います。
だからこそ、与えることを頑張っていくことが重要であるのだなと腑に落ちました。
自分の周りにいい仲間がいて居心地がいい。その理想の桃源郷は与えることで手に入る。そして、その桃源郷というのは決して今いる場所だけでなくて、広い宇宙の中に数多く存在する。
共同体感覚を強く感じれるように、人生の課題に一生懸命取り組んでいこう。
【まとめ】
対人関係のゴール「共同体感覚」について考えてみました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる
(「嫌われる勇気」より)