【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、アドラー心理学における幸せとはについて考えを巡らせてみます。宜しくお願いします。
【幸せとは、貢献感である】
アドラー博士は、「幸せとは貢献感である」と仰ります。
人は誰かの役に立っていると実感したときに幸せを感じれるのだ、と。そして、その貢献感の実感は、他者の評価ではなくて、自分で判断するのがいいと言われています。
そこで、今回は貢献感を増やして多くの幸せを感じるにはどうしたらいいのかについて考えてみます。
【自分の貢献データベース作り】
なんとなく自分の感覚の中に、こういうことしたらこの人は喜んでくれるだろうとか、あれしたらあの社会貢献になるだろうとか、それしたらその人の役に立つだろうとか、これしたらこの人の心の支えになるだろうみたいな、自分のどんな行動が他者の役に立つかどうかといった価値観がありませんか。
言い換えると、自分の人生経験の中に貢献の目安が出来上がっているのではないでしょうか。
ボランティアをする、この作業を手伝う、困ってる人の相談に乗る、手をさしのべる、役に立つ情報発信する、家事する、仕事する、人が喜ぶものを作るといったなんでもいいんだけど、自分がこれしたらこんな貢献になるみたいなデータベースを頭の中に思い描いておくと良いかと思います。
そして、自分がやった貢献に対して、他者の評価や感謝を耳にすることもあるから、そこで、それを参考にしつつまた自分の中の貢献データベースを更新していくと行動規準が変わっていくと思います。
【いいことポイントを貯めよう】
そんな風に更新しながら人の役に立つ行動基準を思い描けたら、後は、自分勝手に、例え思いよがりになってたとしても、実践していくだけです。
そして、自分勝手にいいことポイントを貯めていって、一人でにんまりして幸せを感じよう。「あぁ、今日もいいことしたな」と。
他者が自分の貢献を役に立ったと感じるかどうかは分からないのだけれども、大抵の場合、自分がやってもらって嬉しいことは他者にやっても嬉しいことになるものではないでしょうか。
そういう思考回路を持って、他者のためになってるんだと、自分が思う役に立つことを実践していって貢献感を高めて幸せをゲットしよう。
時には他者の感謝や感想を聞いて、自分が思い描く貢献基準を更新していくと良いかと思います。承認欲求満たすために他者の評価を求めるのではなくて、今後の貢献基準を更新するかどうかの判断に他者の評価を使うのはいいのではないでしょうか。
【まとめ】
アドラー博士は幸せとは貢献感だと仰っている。だから、幸せになるためには、自分の中にある貢献の価値観を実践の中で更新しつつも、基本は自分勝手にいいことポイントを貯めてにんまりしていこうということです。
あなたの貢献が役に立っているかどうかを判断するのは、あなたではありません。それは他者の課題であって、あなたが介入できる問題ではない。ほんとうに貢献できたかどうかなど、原理的にわかりえない。つまり他者貢献していくときのわれわれは、たとえ目に見える貢献でなくとも、「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚を、すなわち「貢献感」持てれば、それでいいのです
(「嫌われる勇気」より)