【前置き】
どうも、虫虎です。前々から気になってて読んでみたいなと思っていた本「妻のトリセツ」を手に取る機会に恵まれたので読んでみました。作者は黒川伊保子先生ですね。宜しくお願いします。
【どんな本?】
妻との関係を良好にしたい人、女性の思考回路を学びたい人、女性の扱いを磨きたい人、男女の違いについて学びたい人にお薦めの本です。
【女性脳を学ぶ】
本書を読むと、女性脳や女性の思考回路を学ぶことができて、女性の発言の意図を知ることができます。
例えば、女性が自分の体調に凄く敏感なのは生殖するために健康を維持するためなんだとか、昔から女性は物言わぬ赤ちゃんを育ててきたという遺伝子から察することとが愛だと思ってるところがあるとか、家のルールを事細かに作って小言を言うのは少しでも危険を回避するためだとか、問題解決よりも共感を求める思考回路を持っているとか、お喋りを沢山して他人の経験を吸収して危険を回避しようとしているのだとか、女性についての解説がされています。
それを頭で理解することって凄い大事なことだと読んでいて思いました。男性は女性の発言や態度の意図を知ることで、会話時の心理的な負担やすれ違いを減らすことができると僕は考えます。
妻が家のことを事細かに指摘するのは危険を回避しようとしてくれてたんだとか、子どもに湿疹ができると凄く心配するのは「とびひ」からの大きな疾患への危険を考えてくれてたんだとか、気温の変化に敏感になり布団を出すのかとか長袖を着せるのかとかを悩んでくれるのは風邪をひかせないためだったんだろうとか、お喋りを沢山するのは情報収集のためだったんだとかですね。
「「妻は無意識に、家庭で起きるかもしれない事故を未然に防いでいるのだ」と考えて、妻のルールを守ってあげよう。家庭は基本、女のテリトリー。女性脳には逆らわないほうが安全だ」
(「妻のトリセツ」)より
【女性は共感されたい】
よく女性は悩み事を聞いてもらいたいだけなのに、男性が解決策をすぐに提示してしまうものだから、女心が分かってないわねというような話を聞きます。
本書を読んでいると女性に対して共感することの大事さがよく分かります。
男としては解決策を言いたい衝動をぐっと堪えて、「こうしたらいいじゃん」ではなくて「そんなんだ、大変だね」と共感することが改めて大事だということが分かりました。
妻に限らず女性と接するときはこのことを理解しておいた方がコミュニケーションを上手く取りやすそうだと感じます。
普段から意識しよう。
「事実を肯定するときも否定するときも、その前に、妻の心根は肯定してやる。これこそ、夫が知っておくべき「黄金のルール」である」
(「妻のトリセツ」より)
【夫になったら覚悟を決める】
僕は夫歴8年くらいですが、夫になったら覚悟を決めなければならない。そう、本書を読んでいて改めて思いました。
夫は妻の話を真摯に毎日聞く。妻が決めた家庭のルールを守る。妻の作ったルールの元に子育てに積極的に参加する。男の苦手な察する能力を磨かなければならない。間違いを犯したら真摯に謝る。
とても大事なことだと思います。
「男のとって結婚の継続とは、女性の母性ゆえの攻撃から、いかに身を守るかの戦略に尽きる。ぼんやりしていたら、生き残れない。家庭を、のんびりくつろぐ癒しの場所だと思ったら大間違い。」
(「妻のトリセツ」より)
【一般的な女性脳の説明】
本書は一般的な女性脳の解説がなされているかと思います。
それが当たっているから話題になったと感じますね。
それでも、人の性格は三者三様。生まれた環境が違うし、育てられた親も勿論違うし、元々持っている性質も違います。
だから、自分の妻がその法則に当てはまってない箇所もあるとは思います。
かなり多くの女性に当てはまってる気がしますが、その点は考慮しつつ、本書を参考にすると上手く活用できるのではないかなと僕は感じました。
【まとめ】
以上、「妻のトリセツ」の感想でした。