【前置き】
どうも、虫虎です。黒川伊保子先生の著書「夫のトリセツ」を読んでみました。妻に向けた本ではありますが、夫目線で学びを抽出してみます。それでは、宜しくお願いします。
【どんな本?】
夫と良好な関係を築きたい人、男性脳について理解したい人、女性脳について理解したい人、夫婦円満のために具体的にすべきことを知りたい人にお薦めの本となっております。
【女性がすべきこと】
本書の内容をざっくりと自分なりにまとめてみます。
男性は問題解決をすぐにするのが誠意だと思っているから、女性は男性に今からする話には共感してねって伝えとく。
女性はやりたいことがある場面、夫に相談するとブレーキをかけられるから、自分で覚悟を決めよう。
男性は察する能力が乏しいから、レディファーストを教え込もう。
女性はより良い遺伝子を探すという本能があるため、いい男がいると目移りしてしまうものなんだということを理解した上で自分の人生を決めよう。
僕が印象に残ったのは、以上のようなことでした。
【お互いに読むのが理想】
妻は「夫のトリセツ」を夫は「妻のトリセツ」をお互いに読むといいかなと思いました。
男女の脳の違いをお互いに理解すると、夫婦関係を良好なものにもっていきやすいように感じました。
なんでこんなこと言うんだろう、言われるんだろうの疑問の解答を知っているのといないのとではストレスのかかりがかなり変わってくると思います。
本能的に理解できなくとも知識として持っておくと生きやすいですね。
例えば、男性は沈黙の時間が必要で、時に、妻のお喋りがモスキート音に聞こえることがある。妻は共感で失敗を避ける経験値を積もうとするのでネガティブな話が多くなる。確かに男性の自分からしたら、失礼な話ではあるけれども、妻の話がよく聞き取れない、聞けないことがあります。
それを、妻のことは大事にしようと思ってるのになんで聞けなくなるんだろうと悩むのではなくて、それは、男性脳的には仕方の無いことなんだと理解しておくだけでも随分楽になると感じます。
「男性脳にとっては、「安寧な沈黙」のない暮らしこそ苦しいのである。女性が共感のない暮らしを苦しがるように」
(「夫のトリセツ」より)
【夫が学べる本でもある】
「夫のトリセツ」ですが、夫の立場からも学びが沢山ありました。
女性脳を学んで改めて共感が大事だと再認識すること、男性脳を学んで察することが苦手なんだとちゃんと自己評価を下すこと。できる範囲で察せれるように気をつけること。定年後に妻とどう過ごしたらいいかを考えること。褒めることと労うことの大切さなど。
男性脳の仕組みという自分のことを知ることで成長ができると読んでいて思いました。
「夫が定年退職して家に入ったら、妻の家事が軽減するのは当たり前だと妻のほうは思っている。定年してなお「家事は妻の仕事」だと思い込んでいる夫は危ない。「手伝う」という感覚もダメなのだ」
(「夫のトリセツ」より)
【まとめ】
夫にとっても学びの多い「夫のトリセツ」の感想でした。