【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、樋口裕一先生著の「頭のいい文章術〜もう、わかりにくい文章で損しない!」を読んでみましたので、感想を書きます。宜しくお願いします。
【どんな本か】
本書は、普段のビジネスで見逃してしまいがちな基礎的文章術を丁寧に教えてくれています。
細かな気配りをして文章を書くことで文全体の質はかなり変わってくるのだなと読んでいて思いました。また、ビジネス文書以外にもブログにも活用できそうだったので、そちらの面でも参考にできる内容となっています。
「ビジネス文書やレポート、ブログを書いたりするのに、才能などまったく関係ない」
(「頭のいい文章術〜もう、わかりにくい文章で損しない!」より)
【文型を活用する】
詩的な心を打つ言葉を自分の中から生み出すのではなくて、決まった文型を活用することで文章をよくできる点がいいなと思いました。読んでいて、文章をよくする文型を意識的に取り入れて文章力を向上させたいなと意欲が湧きました。
以下は、簡単に内容をおさらいしてみます。
『結論からお伝えします』
先に結論を伝えることで、相手に伝わりやすいんだなと改めて学びました。
『確かに〜しかし〜』
この文型では、相手の意見を受け入れつつも、自分の論を展開できます。
『〇〇と思われているが、実はそれは大きな間違いだ』
一般論を提示してから意見を述べることで説得力が増します。
【メリハリをつけるテクニック】
文章にメリハリをつけるテクニックも参考になりました。
「リアルな描写を盛り込む」ことや、とぼとぼ、しとしと、もりもりといった「重ね言葉でリアルな描写にする」こと、「細かなところの色を書く」こと、「数字を入れてリアルにする」こと、「会話を入れて情景を真空パック」するとか、学んでみて使ってみようと思えるテクニックが盛り沢山でした。
【具体例と抽象化の反復】
文章を書くときに具体例と抽象化の反復って大事だなと思いました。よく話が上手い人って例えば話が上手いとか言われますよね。
書くときも具体的な事例や例え話、比喩を上手く使いこなせるといい文章が書けるのではないかと読んでいて首肯しました。書く際に具体例や例え話を上手く引き出せるように色んなことを経験したり、知識を吸収したりすることも大事かと思いました。
具体例と抽象化の反復を意識して文章を綴っていく練習をしていきます。
「文章を書く、読むことは、具体例とそれをまとめて結論とする抽象化の行ったり来たりの運動のようなものだ。具体的なことを言ったらその後で抽象的にまとめないと伝わらない。抽象的なことを言ったらその後で具体的なことを述べないと、これまた伝わらない」
(「頭のいい文章術〜もう、わかりにくい文章で損しない!」より)
【まとめ】
以上、「頭のいい文章術〜もう、わかりにくい文章で損しない!」の感想でした。