【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、映画「火花」を観ましたので感想を書きます。ネタバレありますが、よろしければお付き合いください。宜しくお願いします。
【あらすじ】
徳永は地元の友達と芸人として売れることを目指して、「スパークス」を結成した。
芸人生活をスタートさせた頃、徳永は先輩芸人「あほんだら」の神谷さんと出会う。徳永は神谷さんの才能に魅せられて弟子入り志願するのだった。
【リアリティのある芸人の物語】
原作者が芸人の「ピース」の又吉直樹さんなので、芸人を取り巻く状況や心情がとてもリアルでありありと感じました。芸人ってこういう状況でこういうことを考えるものなのかなとリアルな想像が膨らみました。
自分が考えたことで誰かが笑う喜びと誰も笑わない恐怖って、芸人ならではの感覚なんだろうなって思いました。
【売れる芸人は一握り】
芸人として売れるのは一握りの人達なんだなと改めて思いました。
笑いのネタやギャクを多くの人達が考えて発表していくから、斬新な笑いを見つけるのは凄く大変なことなんだと思えました。
そして、そのハードル年々高くなっていくと考えると改めて芸人は大変だと思えました。
【万人受けする笑い】
物語の終盤で社会のことや人の気持ちを考慮してない自分がおもろいと思ったことを追求し続ける神谷さんの末路に考えされます。
皆が皆、不快に思わない安心した笑いと自分が面白いと思う笑いは決して同じでない。
笑いって誰かをけなすことで起こすものも多いように感じます。そういうスパイスは必要なんだろうし、上手くやれば不快さを感じさせないこともできるとは思います。それでも、不快に思う人もいるわけで、皆が皆、笑うなんてことはなかなかないのでしょう。
仮に誰も傷つけないクリーンな笑いを見つけたとしてもそれは少し面白味に欠けるところがある場合だってあります。
考えていくと、万人受けする笑いってないんだろうし、限りなくそれに近づけていくのも相当難しいのだろうと思えました。
また、やっと売れだしたとしてもそれが続くとも限らないので本当に大変な世界だなと思いました。
【まとめ】
以上、映画「火花」の感想でした。
ここまで読んでくださってありがとうございました。