【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、小説家松岡先生著「小説家になって億を稼ごう」の感想を書きます。宜しくお願いします。
【どんな本か?】
現役作家の松岡先生が小説の作り方を伝授してくれてます。さらに、書き上げた小説を応募するところから出版などの流れを事細かに解説してくれています。小説が出版できてからどうすればいいかまで書いてある珍しい本ですね。
【想造】
著者の物語の作り方が独特に感じました。
登場人物となる人物画像と舞台となる風景画像を用意して、それを見ながら、ひたすらに頭の中で物語を想起させる。それを「想造」と呼ばれてました。
何度も何度も楽しみながら頭の中で想造を繰り返すことで物語を完結まで導く。そこから、やっと、頭の中の物語を文章化していくという手法です。
僕は凄く独特ながらも楽しそうな手法だなと感嘆しました。
子どもの頃に無意識にやってた無限に広がる妄想を行い、それをちゃんと形にしていくといった感じかなと思いました。
時間はたっぷりとかけないといけないけど、いつでもどこでも物語を少しずつ作っていけるのは、凄いなと思えたし、何より楽しそうだなと直感で思えました。
どう書こうか、本当に書けるだろうかという心配などせず、とにかく脳内で「想造」した物語を完結させましょう。物語を連日、繰り返し想起し、ひとり楽しめるレベルにしておくことです
(「小説家になって億を稼ごう」より)
【小説が出来上がってからの流れ】
その「想造」の解説が終わると、小説をどういう風に売り込むか、契約を交わすか、自分はどう立ち振る舞うかについて教えてくれてます。
小説が出来上がったら参考にしたいなと思えました。
この項は、出版業界のイメージが掴めたし、何より読んでいて楽しめました。
本質的には「小説を書くことが幸せ」というスタンスがあってこそ、仕事を継続できますし、執筆の腕を磨いていけます。けれども出版契約書を取り交わす立場にある以上、もうビジネスは始まっています。契約内容にはしっかり目を光らせ、いろいろ条件を固めていきましょう
(「小説家になって億を稼ごう」より)
【まとめ】
以上、「小説家になって億を稼ごう」の感想でした。