ランニング好きライトゲーマー虫虎(小説家志望)の日記

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漫画「鬼滅の刃」感想

【前置き】

どうも、虫虎です。今回は、漫画「鬼滅の刃」を読了したので、感想を書きます。ネタバレありますのでご注意ください。よろしくお願いします。

 

【漫画「鬼滅の刃」感想】

【あらすじ】

大正時代。夜になると、人食い鬼が現れるらしい。竈門炭治郎は、父親を病気で亡くしてから、弟と妹を養うために炭を売って生計を立てていた。山での暮らしは楽なものではなかったが、家族仲よく幸せに暮らしていた。

 

いつものように炭を売りに山を降りて町へと赴く炭治郎。帰りが遅くなってしまい、知り合いのおじさんの好意で夜を明けさせてもらった。急いで家路へと帰る炭治郎は異変に気がつく。

 

血の匂いがする……。

 

高鳴る鼓動を抑え、家へと走る。そこには、絶望の光景が炭治郎の目に映る。家族全員が血まみれになり、死んでいる。

 

いや、全員ではなかった。妹の禰豆子だけはまだ息があった。炭治郎は医者に見てもらおうと、禰豆子を担いで山を降り始める。

 

道中、急に禰豆子が暴れ出した。目を覚ました禰豆子は、人ではなくなく、鬼へと姿を変えてしまっていた。絶望の中、現れた鬼殺隊の冨岡義勇という男に炭治郎は助けられた。

 

家族が惨殺され、妹は鬼になった。炭治郎は、妹を人間に戻すために鬼の禰豆子と長い旅に出るのだった。

 

【ストーリーが熱い】

あらすじの時点で面白そうだけど、その後、炭治郎たちの活躍に目が離せませんでした。炭治郎のように鬼に人生を狂わされた人たちの努力や苦悩はもちろん面白い上に、鬼にも悲しいストーリが隠されています。それが「鬼滅の刃」の切なくも感動的なストーリーを紡ぎ出してくれていると感じました。

 

【戦闘が白熱している】

バトルシーンが手に汗握りました。敵となる鬼がめちゃくちゃ強いです。急所は頸だけで、何度も再生を繰り返す疲れ知らずの鬼は人間にとっては凶悪な存在です。戦いが長引けば長引くほど、追い詰められていきます。絶望的な状況の中でのバトルがとても面白かったです。

 

【キャラクターが魅力的】

鬼滅の刃には、魅力的なキャラクターがたくさん登場します。読んでいて、好きなキャラクターがたくさんできました。面白い漫画というのは、好きになれるキャラクターがたくさんいる状態なんだなと思いました。炭治郎、玄弥、伊之助、縁壱、義勇辺りが私は特に好きです。

 

【炭治郎が好青年】

個人的には炭治郎がいい主人公だなと思いました。所謂、ルフィや悟空のような無鉄砲で天真爛漫なジャンプ主人公とは違うところが良いなと思いました。海賊王や宇宙一になるでなく、妹を人間に戻すという目的がファンタジーながらも共感できました。

 

【作者が謙虚な方】

コミックスのカバーに作者のコメントが書かれてます。そのコメントがとても謙虚で好印象を受けました。勝手なイメージだけど、コミックスのあのコメント欄って、「締切が大変で〜」とか「徹夜して〜」とか作者の愚痴が多いような印象を私は持っていました。しかし、吾峠呼世晴さんは毎回、読んでくださる方に向けて感謝の言葉を述べられていました。漫画を描くのは大変なのでしょうが、それがとても素敵だなと私は思いました。私の想像ですが、炭治郎や縁壱というキャラクターが吾峠呼世晴さんの投影に近いのかなと思いました。

 

「本作を読む間、現実を忘れて少しだけでも楽しい時を過ごせていただけたら嬉しいです」

(「吾峠呼世晴のコメント」より)

 

【まとめ】

以上、鬼滅の刃の全体的な感想でした。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。