ランニング好きライトゲーマー虫虎(小説家志望)の日記

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ゲーム「ドラゴンクエスト6幻の大地」感想〜あらすじ②〜

【あらすじ(脚色あり)②】

ハッサン「そう上手くはいかないだろうな」ハッサンが大部屋の高い位置にある窓を見上げた。ガラスのない窓からきぃきぃと叫び声をあげながら体長50メートルくらいの濃い紫色のコウモリの軍団が舞い込んできた。
ミレーユ「ベギラゴン!」呪文を唱え、叫ぶとミレーユの杖から大きな炎の渦が放たれた。炎の渦はコウモリの大半を焼き殺した。しかし、炎を逃れたコウモリたちは3人めがけて急降下してくる。
ハッサン「疾風突き!」ハッサンは目にも止まらぬ速さでコウモリを2体返り討ちにする。
ムシトラ「はやぶさ斬り!」ムシトラの華麗な連続剣技が残りのコウモリを仕留めた。
ムシトラ「気づかれてる。急ごう」
その後、ムシトラたちは魔物をできうる限り避けつつ、時にやむなく戦闘をして、魔王の城の階層を確実に駆け上がっていった。そして、三人共、最上層に近付きつつあることを肌で感じとっていた……。
ハッサン「……気を引き締めた方がいい」扉に手をかけたハッサンがムシトラとミレーユを見て言った。二人は静かに頷く。扉をゆっくりと開けると、ひんやりとした空気が流れ出てきた。部屋の中には張り詰められた冷たさがある。何もない部屋の奥の両開きの扉の
傍らに機械が二つ置いてあった。左には鎌、右にはサーベルが取り付けられ足元にはキャタピラのついた機械人形だ。
ムシトラ「機械(カラクリ)か……もう動いてないのか」ムシトラがそういい終わるやいなや、中央のきつねの顔よりも少し細長い形のした青い面の左右に赤く丸い光がついた。それが目玉のように見えた。
ミレーユ「動くわ!」ガガガと耳をつんざく機械音と共にキャタピラが高速回転をはじめ、一瞬で機械人形は三人との間合いを詰める。
「速いっ……」すんでのところでムシトラは剣でサーベルを受け止める。隣でハッサンが攻撃をひらりとかわす。
「飛び膝蹴り!」ハッサンは攻撃をかわしたその跳躍を利用してムシトラにサーベルを振り下ろしてきた機械人形に強烈な一撃を喰らわせた。ドゴンと衝撃音と共に機械人形は仰け反ったがすぐに体勢を戻す。すぐさま、サーベルと鎌を振り下ろす。キンッと再びムシトラが剣でそれを受け止める。もう一体の機械人形がムシトラとハッサンの攻防の隙に背後に回り込み、無慈悲にもサーベルと鎌を振り下ろす。
メラゾーマ!」ミレーユが叫ぶと小さな火の玉が現れた。その火の玉に一瞬で魔力が凝縮され、丸太のような灼熱の火柱になり、機械人形に直撃する。一瞬、機械人形は動きを止めたかと思われたが、すぐにその機敏さを取り戻す。油断を全く許さない攻防だった。
ムシトラ「ハッサン!ミレーユ!ライデインを放つ。持ち堪えてくれ!」
ハッサン「おうよ」
ミレーユ「分かったわ!」
「受け流し!」ハッサンは機械人形のサーベルと鎌のつけ根部分に小拳を素早く当て攻撃の軌道をそらしていく。
アストロン!」ミレーユの体がみるみる鋼鉄化していきサーベルと鎌の連続攻撃を無効化する。
ムシトラ「よし、いいぞ、ライデイン!」空中に黒雲が現れると、そこから稲妻が鋭く機械人形に突き刺さる。聖なる電撃を受けた機械人形は停止した。