ランニング好きライトゲーマー虫虎(小説家志望)の日記

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ゲーム「ドラゴンクエスト6幻の大地」感想〜あらすじ①〜

【あらすじ(脚色あり)①】

ミレーユ「いよいよね」
ムシトラ「長かった旅もこれだ終わりだ」
ハッサン「おうよ。勝っても負けてもこれが最後だ」ハッサンは両手を腰に当てて、ドス黒い雲のかかった陰鬱な雰囲気の漂う城を見つめた。
ミレーユ「さあ、行きましょう」ミレーユは袋からオカリナを取り出し、「ドラゴンの曲」を奏でた。天空に舞い上がるような厳かな音色が大気に響き渡る。オカリナの音色に呼応するかのように低くて力強いドラゴンの轟が遠くから聞こえる。しばらくすると、西の空から黄金色に輝くドラゴンが舞い込んできた。薄暗く不気味な闇がドラゴンの輝きで少し明るくなった。
ムシトラ「ありがとう、ミレーユ」ムシトラはドラゴンを一撫でして飛び乗る。
ミレーユ「よろしくね」ミレーユはドラゴンのたてがみを優しく撫でて飛び乗る。ハッサンも続く。
ハッサン「さあ、いよいよだな」
ハッサンの言葉に応えるかのようにドラゴンが気合の雄叫びを上げると、闇の中に聳える城へと飛んでいった。
禍々しい気のある城まではすぐに辿り着いた。ムシトラ、ハッサン、ミレーユはドラゴンから飛び降りる。
ムシトラ「ここまでだな、ありがとう」ムシトラはドラゴンのたてがみを撫でた。ドラゴンは静かに鼻を鳴らすと飛び去っていった。
ミレーユ「慎重に行きましょう」眼の前の黒黒とした巨大な両開きの扉には見たこともない禍々しい紋様が描かれていた。
ハッサン「いくぜ」ハッサンが重い扉をゆっくりと開いていく。中は、僅かなろうそくの灯りのみで薄暗かったが、大きな部屋であることはなんとなく分かった。つんと魔物の匂いがした。
ハッサン「うようよ、いるな」ハッサンは左手を右肩におき、肩を回した。
ムシトラ「ハッサン、俺たちの目的はムドーだ。余計な戦闘で体力や魔力を消費する訳にはいかない」
ハッサン「それくらいわかってるよ」ハッサンはムシトラの肩を叩いた。
ミレーユ「気休めにしかならないと思うけど……」そう言ってミレーユは袋から小瓶を取り出し、ムシトラとハッサンに水霧を吹きかけた。
ミレーユ「これで少しは魔物たちが遠ざかってくれたらいいのだけど」
ムシトラ「ありがとう、さあ、行こう」