【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、田中芳樹先生の小説「アルスラーン戦記1王都炎上」の感想を書きます。ネタバレありますが、よろしくお願いします。
【王都炎上】
【あらすじ】
パルス王国は巨大な国だった。肥沃な大地と屈強な騎兵隊によって、商業の中心地として栄え続けてきた。そんな情勢の中、盤石の国家として反映してきたパルスが揺らぐほどの反乱が起きた。イアルダボート神を信仰するルシタニア軍が巧妙な策略を駆使してパルスを崩壊へと誘おうとしたのだ。
【戦記物】
序盤から激しい殺りく描写に面食らったけど、読み進めていくうちに引き込まれていきました。魅力的なキャラクターの登場、この戦はまだストーリーの序章であるような壮大な展開が始まる予感のする第一巻でした。これからどうなるのか楽しみです。
「異教徒だからとて、赤ん坊を殺すような者どもに、神は祝福をたれたもうであろうか」
(「アルスラーン戦記1王都炎上」より)
【今後のアルスラーン】
主人公アルスラーンはまだ齢14歳です。彼にはどんな試練が待ち受けているのでしょうか。
【人と人の争い】
戦争というのは改めて惨いな感じました。小説の文字だけでも惨さが伝わってくるので、改めて戦争はよくないなと思いました。フィクションの中だけにしてほしいものですね。
「剣光の残影を宙にひらめかせなから」
(「アルスラーン戦記1王都炎上」より)
【書物の大切さ】
文明が発達する前は、電子データなんてものはなかった。だから、書物がとても大切になります。ルシタニアの大司教がパルスの書物を踊り狂いながら、焼き払う描写に戦慄が走りました。
「財貨をうばうというならまだしも、文化を焼きつくすとはな。もはや蛮人とすらもいえぬ。猿のやることだ」
(「アルスラーン戦記1王都炎上」より)
【まとめ】
「アルスラーン戦記1王都炎上」の感想でした。
ここまで読んでくださってありがとうございました。