【前置き】
どうも、虫虎です。「空の軌跡 the 3rd」の感想第2段目になります。今回は、「扉」イベントのクローゼに焦点を当てて語ります。聡明だけど控えめで、優しいけど芯の強い僕のお気に入りのキャラクターです。ネタバレしてますが、よろしければお付き合いください。宜しくお願いします。
【祝賀会の夜】
クローゼ「私、ヨシュアさんのことが好きです」
ヨシュア「えっ………」
序盤から神イベントですねー。空の軌跡FCの頃から、ヨシュアに片想いをしているクローゼ。苦悩の末に王太女になる決意をしてからは、忙しい日々を過ごしていました。そんなある日、リベルアーク崩壊後の祝賀会にて、偶然にもヨシュアと二人きりになる機会が訪れた。冒険や王女としての責務を通して成長したクローゼがヨシュアに自分の想いを伝えて、気持ちの整理をする場面です。
ヨシュアの気持ちは解っているので、少し寂しそうなクローゼが切なくて愛しいです。片想いの儚さが心に沁みます。
ヨシュアはというと、リベールを離れて、旅に出ることをエステルにどう打ち明ければいいのか悩んでいました。
クローゼ「どんな話し方でも、自分言葉で伝えてください。それが、好きな女の子に対する男の子の義務ですから。」
クローゼがヨシュアを励ます。ここで、名曲「夢の続き」が流れ出して、さらに泣けてきます。ヨシュアとクローゼの昔と今を知っているからこそ心に沁みるイベントでした。
【ユリア様の休日】
こちらも好きなイベントです。
多忙な日々の中で、クローゼを守ることができなくなっていくことを憂うユリア大尉。
ある日、休日をもらうこととなったユリアは、街でミュラーと出くわす。その憂いを話してみると、ミュラーは語ります。
ミュラー「ものの価値は、それを失ったときを想像してみるのが手っ取り早い。」
ユリアは、改めて自分の大切なモノを認識することとなります。
その日の午後、偶然にもクローゼに会うことのできたユリア。
クローゼ「私の護身術や立ち振舞いは、ユリアさんに似ているとお婆様に言われました。いつも助けてくれてありがとうございます。」
クローゼは笑顔で話す。
ユリアは気づきます。離れていてもできることはあるんだなと。クローゼのことを親友、姉として心配しているユリアさんの内面がよく分かり、目頭が熱くなりました。真面目で、忠節心のあるユリアさんことが好きになりました。
誰かの為に一生懸命したことって少なからずその人に影響を及ぼしてるんだなーと思えるイベントでした。
【舞い降りた翼】
クローゼがジェニス王立学園に入学した当初のお話です。王女という身分を隠して入学したクローゼは、丁寧すぎる口調や余所余所しい態度のため、学園の生徒達と馴染めずにいました。そんな中、生徒会長であるレクターや後に親友となるジルと接していくうちに、クローゼの中の感情が変わっていきます………。
クローゼの過去を垣間見ることができる良いイベントです。今では、しっかりとした芯を持った強いクローゼでありますが、この頃はまだ幼く弱々しさがあります。遠慮がちなところや気遣いのできるところなんかはクローゼの魅力であったりするのですが、そういった面がよく表れていると感じます。
クローゼ「私の心はそれほど綺麗なものではない」
クローゼ「私やっぱり……ここにいる子どもたちを想って怒ったんじゃない。私はあの時、自分のために怒った。」
いつでも丁寧すぎるクローゼは、本当の気持ちを分かってもらえない。ジルを初めて怒鳴りつけて、さらに思い悩んでしまう場面です。翌日、ジルは孤児院を訪れて、クローゼと仲直りすることとなります。
クローゼ「自分の手で大切なものを掴むってこういうことなのかな。」
クローゼ「この気持ちが、偽善かなんてどうでもよかった。私はこの場所が好きだ。」
入学してから、思い悩んでいた気持ちが雨上がりの青空のように晴れ渡った瞬間でした。
悩み苦しんでいたクローゼが学園生活を通して、自分の本当の気持ちを見つけることができた。僕は、とても晴れやかなほんわかした気持ちになりました。
【まとめ】
クローゼ・リンツの扉イベントの感想でした。その他にも神イベント盛り沢山の「空の軌跡the 3rd」です。遊んだことない方がいましてら、プレイしてみては如何でしょうか。