【前置き】
どうも、虫虎です。今回は現実の世界があってそこにファンタジーが入り込む映画という括りで「ジュマンジ」「テラビシアにかける橋」「ブレイブストーリー」の三作品の感想を書きます。ネタバレしますが、よろしければお付き合いください。宜しくお願いします。
【ジュマンジ】
ジュマンジという止まったマス目の文言が現実に実体として現れる恐怖のスゴロクゲームの話です。
スゴロクに参加した者は途中でやめることができず、全ての実体化した悪夢はゴールして「ジュマンジ」と叫ばなければ消えないという設定です。
こんなスゴロクは絶対にやりたくないですね。サバンナの動物の群れや人喰い植物や巨大な蚊や巨大な蜘蛛、大嵐など現実ではあり得ない超常現象が観ている分にはなんか笑えてしまいました。
そして、映画の完成度の高さを感じました。物語の最後の展開や伏線の回収が良かったからかなと思います。
最後、主人公のアランがジャングルにいた間にパパが全財産つぎ込んでアランを探していたことを知り愛を感じることになったり、絶体絶命の瞬間に「ジュマンジ」と叫ぶところとかを観ているときにいい映画だなぁと思いました。
それと、靴のシュレッダーのことを父に伝えたり、スキー旅行を止めたりできたから、なんか「ジュマンジ」のおかげで未来が薔薇色になった人達もいたりするから、悪いことばかりではないのかなぁと思ってみたりしました。
スゴロクの超常現象の面白さと物語のまとまりの良さがいいなと思えた映画でした。
【テラビシアにかける橋】
虐められっ子の男の子が転校生の女の子と仲良くなって新たに心の扉を開ける話です。
自分の心の中の目を開いて想像力を働かせて自分だけの世界を作るのって楽しいことだ。
想像力を駆使して作った楽しい世界って、学校で虐められたり、家族が多くて自分の存在感がなかったり、貧乏だったりと現実世界で何か辛いことがある時に、気持ちを和らげてくれたり、楽しい気分にしてくれたり、現実に立ち向かう勇気をくれることもあるのだと教えてくれます。
実際に想像力を駆使して作った世界が現実世界を変えてくれるわけではないけど、心は豊かになるはずです。
改めてファンタジーや空想の世界に浸ることの楽しさや素晴らしさを確認できる映画でした。
最後の展開は悲しいものだったけど、そういう逆境から立ち直らせてくれる力もファンタジーの世界にはあるのやもしれないです。
【ブレイブストーリー】
自分に降りかかった悲しい運命を変える為に幻界を旅する見習い勇者の冒険です。
原作の文量の多い小説を二時間の映画にまとめなければならないので、詰め込むのが大変そうだと感じました。中盤の冒険はAqua Timezさんの「決意の朝に」にのせてダイジェストでお届けしていたけど、これはこれでMADみたいで良かったです。
小説版では、魔導師ミツルは冷酷無比な印象だったけど、映画版では苦悩の表情が見られて人間味を感じて感情移入してしまいました。最後、良かったですね。
運命を変える度に幻界を冒険するのではなくて、自分の心を変えないといけないんだ。亘は幻界の冒険を通して学んだ。少年が冒険を通して学び成長する展開はいいものだぁと沁々と感じながら観ていました。
いつか小説読み返そう。
【まとめ】
以上、現実の世界があってそこにファンタジーが入り込む映画三作品の感想を書きました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。