【散歩の魅力が分かってくる年頃】
先日、森林公園的な自然豊かなところを散策する機会がありました。
整備された歩きやすい道を紅葉を眺めながら歩を進めると心が癒やされました。
イチョウやモミジ、クヌギ、樫などの悠久の時を感じる木の幹や鮮やかに明るく色づいた葉をのんびりと眺める。束の間、日々の喧騒から心を離すことができました。
僕は歳を重ねていく度に、自然の中でぼんやりとすることがより好きになったように思います。
一方、子どもたちは遊具のないただっ広い場所に味気のなさを感じていました。始めはモミジの落ち葉を集めたり、オンブバッタ見つけたりして楽しんでいたけど飽きてしまってました。子どもは自然の中にいてもさほど感動しないですね。
しかし、歳を重ねていくと自然が恋しくなる。それは、何故でしょうか。
子どもはまだ自然の貴重さや魅力に気づいていない。子どもは遊びのほうが自然を眺めるより楽しく感じる。大人は社会の荒波にもまれて疲弊している。大人は忙しい日々から解放されたいと願っている。
理由はそんなところでしょうか。
オンブバッタは親子ではなくて大きい方がメスで小さい方がオスですが、見た目は親と子みたいですね。
人の親子で自然の感じ方が違うようにバッタも体の大きさでまた感じ方が変わるのでしょうか。
元々、歩きながら昆虫探したり、自然眺めたりするのが好きということもありますが、歳を重ねてさらにおじいちゃんやおばあちゃんの散歩好きの感覚が分かってきたという話でした。