【前置き】
どうも、虫虎です。今回はGARNET CROWさんのアルバムの感想を書きます。内容はインディーズのミニアルバム1枚とオリジナルアルバム10枚の感想です。僕の個人的な解釈や感想ですが、よろしければお付き合いください。宜しくお願いします。
【first kaleidscope 〜君の家に着くまでずっと走ってゆく〜】
インディーズ時代のミニアルバムですね。アルバム名を直訳すると、「初めての万華鏡」。確かに聴き方によって、色んな色彩を聴き取れるアルバムだなと思います。
6曲と曲数は少ないけど、どの曲も質の高さを感じれる素晴らしいアルバムです。
そして、「永遠に葬れ」「dreaming of love」といった「死」を取り扱った楽曲が2曲も入っているところがGARNET CROWらしさを感じますね。
【first soundscope~水のない晴れた海へ~】
訳すると、初めての聴音器。GARNET CROW初のオリジナルアルバムという意味でしょうか。
「水のない晴れた海へ」からしっとりと始まり、全体的に穏やかな感じを聴き受ける。じっくりと耳を澄まして聴きたいアルバムですね。
「夏の幻」や「Mysterious Eyes」「flying」といった人気曲が多数収録されております。
【SPARKLE~筋書き通りのスカイブルー~】
輝く筋書き通りの青空。アルバム名の意味するところを考えてみたけど計り知ることはできなかったです。
僕が高校生の頃によく聴いていたアルバムです。他のアルバムも沢山聴いているから分からないけれども、一番聴いているアルバムかもしれない。
GARNET CROW最大のヒット曲「夢みたあとで」から始まり、「call my name」や「Holy ground」のようなしっとりしたバラード曲、「Naked Story」や「スカイ・ブルー」ようなアップテンポで軽快な曲、「wish★」のようなダンス系音楽と色々な曲が楽しめる芸術性の高さを聴感できる聴き応え抜群のアルバムです。
【Crystallize~君という光~】
「君という光」とか「クリスタル・ゲージ」のような結晶の光の輝きや勢いといった印象を受けるアルバム名です。
しかし、「泣けない夜も 泣かない朝も」「逃れの町」「Endless Desire」などのダークな曲もある緩急ついたアルバムだと僕は思います。
「今日の君と明日を待つ」から穏やかに始まり、光と闇を経て、名曲「夢みたあとで」のアレンジ版で締め括られる素敵なアルバムです。
【I' m waiting 4 you】
私はあなたを待っている。私は「GARNET CROW」、あなたは「聴いてる人」かな。「for」を「4」と表現していて、そこにはGARNET CROWの4人で待っているという意味が含まれているのかなと思います。
アルバムの内容は、穏やかでしっとりとした暗めの曲が多い。全体的に落ち着いていてまったりと聴けば聴く程に味わい深く感じる出来上がりになっていますね。
「夕月夜」からずっと暗めの曲が続いていって、「雨上がりのBlue」で少し雨が上がったかと思いきや、また雲間が差し込んでくるような流れの印象があります。心静かに聴きたいアルバムです。
【THE TWILIGHT VALLEY】
意味は「黄昏の谷」かな。全体的に穏やかで哀愁のある曲目とアルバム名と夕日のジャケットから夕方黄昏時に聴きたくなりますね。
特に「Anywhere」「まぼろし」「Yellow moon」「もうちょっとサガシテみましょう」「かくれんぼ」「WEEKEND」がアルバムの夕の雰囲気を奏でていると感じます。
「晴れ時計」や「今宵エデンの片隅で」がアルバムの刺激になっていますね。
穏やかな気持ちで夕日を眺めながら聴くには最高に素晴らしいアルバムだと思いました。
【LOCKS】
作品のテーマとして「ピュア」と「エバーグリーン」を掲げており、中村曰く「愛を込めたアルバム」と語っている。タイトルは中村曰く「リスナーと自分たちの音楽とがいつまでも繋がっていられるように、ロック(施錠)されているという思いを込めて付けた」「6枚目とロックの語感を掛けた」とコメントしている。
(Wikipediaより)
ロックバンドではなくて、施錠のロックのことだったんですね。
GARNET CROW4枚目と5枚目の穏やかで落ち着いた雰囲気のあるアルバムに比べて力強さを感じました。 「最後の離島」とか「涙のイエスタデー」とか「Mr.holiday」とか「風とRAINBOW」の印象が強いからかな。確かに「エバーグリーン」を感じますね。しかし、「もう一度笑って」や「この手を伸ばせば」といった至極のバラードもしっかり収録されていますね。
格好良くて色んな曲調が多いのでGARNET CROW初めての方が聴いても聴きやすいアルバムなのではないかと僕は思います。GARNET CROWの入り口的な導入的な役割を担ってくれるアルバムだと僕は思いました。
【STAY ~夜明けのSoul~】
アルバム名にある「STAY」と「Rainy Soul」がアルバムの中核的存在と考えると、夜明けや雨上がりといった雰囲気を感じますね。
「Hello Sadness」から始まり、悲しみや孤独や無常感を聴いて、「Doing all right」で励まされて、「Stay」「日々のほとり」で夜明けを感じつつ、「Fall in Life 〜Hallelujah〜」で晴れ渡った青空を仰ぐ。そして、「Rainy Soul」「恋のあいまに」で回想したり、終わりを感じ聴く。
闇から始まり、夜明け待ちつつ、晴れ間に出会う。そんな物語性や時間軸を感じることのできるアルバムだと僕は思いました。
【parallel universe】
アルバム名を意識して聴いていると異世界へ飛び立てるような曲が多いように感じる。
「アオゾラカナタ」で青空の彼方へ、「Over Drive」で空を泳いでみたり、「空に花火」で夜空の花火を眺めたり、「今日と明日と」で未来へ想いを駆けさせたり、「tell me something」や「渚とシークレットデイズ」で失ったものへ心を触れさせてみたりしています。
こじつけになるかもしれないけど、日常と違う不思議な空間だったり、精神世界へ旅立つことのできるアルバムなんじゃないかと僕は思いました。
【メモリーズ】
記憶を司る楽曲達。記憶関連を題材にした楽曲が多いように感じます。
一括りに記憶とまとめても、その種類は「Misty Mystery」のような後悔であったり、「メモリーズ」のような記憶自体のことであったり、「創世記1」のような太古のことだったり、「英雄」のような過去の伝説や神話だったり、「Blue Regret」ような若い頃の後悔であったりと、色々ありますね。
序盤の「Smiley Nation」や「live 〜When You Are Near!〜」で勢いをつけて、記憶の海の中へ飛び込んでいって漂っていくイメージのアルバムです。
記憶達を聴く旅へ出掛けよう。
【Terminus】
GARNET CROW列車の終点。最後のオリジナルアルバムということで旅立ち、別れ、終末、思い出のようなキーワードを思い浮かべてしまいます。
「Nostalgia」でGARNET CROWという故郷を語り、「trade」「Life goes on!」で励ましてみたり、「白い空」で終末を歌ってみたり、「鏡にみた夢」で悲しみを歌い、「The Someone's Tale」でそれぞれの道を問い、「closer」で繋がっていたことを伝える。
そんな風に僕は聴き取りました。GARNET CROWらしいさのある芸術性やメッセージ性を感じるアルバムだと僕は思います。
【まとめ】
以上、GARNET CROWさんのアルバム11枚の個人的な感想でした。
いやー、改めてどのアルバムの甲乙付け難い素晴らしいアルバムだなと思いました。
是非みなさんも聞いたことのないアルバムがありましたら、聴いてみては如何でしょうか。