【前置き】
どうも、虫虎です。今回はGARNET CROWさんの6枚目のアルバム「LOCKS」の個人的な感想を語ります。よろしければお付き合い下さい。宜しくお願いします。
【最後の離島】
心の向かう場所を最後の離島に見立ててるのかな。だから、何処へも行かず眠っていればいいのか、夕日を見ていればいいのか。解釈が難しいですね。ともあれ、力強い1曲目ですね。無人島を彷彿とさせる歌詞が個人的に好きです。
「晴れた空とか海の色
芽吹く木々とか好きなのはそうずっと大きな宇宙(そら)
いつも感じられるように」
(「最後の離島」より)
壮大な歌詞が印象的です。
【涙のイエスタデーAlbum ver】
涙した昨日。それでも今日は夏風に吹かれながら海鳥のように飛び立っていこう。2曲目も夏を感じさせるような力強い楽曲ですね。コナンくんのOP映像も好きです。聴く人によって色んな解釈ができそうな楽曲ですね。
「波音砕け散る飛沫がキレイであるように」
(「涙のイエスタデーAlbum ver」より)
ここの転調が曲の味わい深さを出してるように感じます。
breeze 風
【世界はまわると言うけれど】
世界はまわると言うけれど、地球も空も時間も季節も人も変わると言うけれど、私も変わっているのでしょうか。幻想的なイントロから始まり、幻想的なアウトロで締め括られる1曲です。世界は変わっていくのに、小さな私も変わっているのかなと無常感を考えさせられます。優しい雰囲気が心地好いです。
「そっとただ窓の外をながめ季節が移ろうのをみていましょう」
(「世界はまわると言うけれど」より)
世界の移ろいをのんびりと眺める日があってもいいではないでしょうか。
【もう一度 笑って】
亡くなった人ともう一度笑い合いたい気持ちを唄う楽曲。曲調の穏やかさや優しさから寿命がきて安らかに眠った人に対する気持ちを歌に乗せている印象でした。最後の時は、気づいていたけどやはり寂しい。でもしっかりと送り出してあげたい気持ちを僕は「もう一度 笑って」から汲み取ってみました。なので、老夫婦の印象がありますね。
「争うこと避けて何も言わないでいるのはきっと互いの明日を願っていたから」
(「もう一度笑って」より)
この歌詞から長年連れ添った、分かり合えている人たちのことを連想させられました。
breeze touch そよ風
grass wave 草の波
floating 浮いている
breathing 呼吸
【この手を伸ばせば(album ver)】
この手を伸ばせば物理的にはあなたに触れることはできるけど、もう精神的には触れることはできないのね。僕はまだ好きだけど、もう終わっていることには気づいてる。春の名残日ようなあなたが去っていった後の光だけを感じるしかない。GARNET CROWの至極のバラードですね。
「この手を伸ばせば君に届くけど君はもうあしたをその瞳にみてるんだね」
(「この手を伸ばせば(album ver)」より)
変化球の多いAZUKI七さんだけに直球の歌詞が心のストライクゾーンに入ってきますね。
【doubt】
恋人、夫、妻に疑問を抱いている。その確かに感じられる疑問が心の中でゆらりゆらりと大きくなっていく。さよならを言えば済む話だけど言えない。そんなことを格好よく歌ってる楽曲ですかね。「ゆらり…ゆらり…燃えているよ」の部分からの曲感が一変するところがとても印象的です。
「さよならを言えばいいだけなのに」
(「doubt」より)
さよならを言えばいいだけなのに、色んなしがらみがあって言えないもどかしさが何とも言えませんね。
doubt 疑問に思う
【風とRAINBOW】
閉ざされた心の向こうにあるものや愛に似た何かを、風と虹、心地よく感じれるけど実体のないものと美しく見えるけど触れることはできないものに例えて考える楽曲ですかね。ダンスミュージックっぽい曲感が素敵です。
「風とRAINBOW追いかけて黄昏がとても綺麗」
(「風とRAINBOW」より)
風、虹、黄昏、どれも綺麗ですね。
【ふたり】
ふたりの関係性の歌。ずっと一緒にいると2人はどんどん同化していくけど、最終的には人と人だから、完全に同化することはないです。だから、その同じリンゴを食べていくという感じの同化は、毒リンゴを食べてることになるということです。最終的には混ざり合うことはないのに混ざり合おうとする僕たちの行き着く先はどこでしょうか。
「あなたと私出会ってそう私達になったよね」
(「ふたり」より)
凄く考えさせられる歌詞だなーと思いました。私達ってグループで括っているだけですものね。
【Mr.Holiday】
休日を擬人化した歌。私=Mr.holiday、あなた=聴いてる人かな。確かに休日はカラカラ砂漠のオアシスであり、そこにある赤くて美味しそうな実である。休日が僕たちの心身を癒してくれますね。アップテンポなリズムから元気を貰える曲です。
「素敵な風の吹く日にはあなたはきっと海に出る」
(「Mr.Holiday」より)
私(休日)はあなたの行動なんて分かってるのよっていう感じが楽しいですね。
【The first cry】
キューバの革命家チェ・ゲバラ氏から作られた楽曲だそうです。詳しいことは、1記事文にして考えてみたいですね。GARNET CROWらしさのある穏やかで感傷的な曲で聴いていると心地好いです。
「哀しみを祈りで癒せないなら共にその痛みを受けましょう」
(「The first cry」より)
不安な気持ちを包んでくれる歌詞に心打たれました。
【Love is a Bird】
愛は鳥のように自由気ままに留まることを知らない。アルバム「LOCKS」の最後をしっとりと締め括ってくれる楽曲ですね。愛に対する無常感というのもGARNET CROWらしくて良いですね。中村由利さんの歌うバラードは本当に耳に心地好い。
「ありふれた恋の中でさえ
人はね、輝きを放つでしょう」
(「Love is a Bird」より)
恋をする人は皆、輝いてる。素敵な歌詞ですね。
【まとめ】
以上、GARNET CROWの6枚目のアルバム「LOCKS」の個人的な感想記事でした。ここまで読んでくださってありがとうございました。