【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、会話における「さしすせそ」について考えてみます。宜しくお願いします。
【会話における「さしすせそ」とは何か】
「さ」は、「流石ですね」、「し」は「知らなかったです」、「す」は「凄いですね」、「せ」は「センスありますね」、「そ」は「そうなんですね」と会話の返答の頭文字をとったもので、この「さしすせそ」を会話に積極的に取り入れることで会話を円滑にして人間関係を良好にすることができるというものであります。この返答についてそれぞれ考えてみます。
【流石ですね】
相手のいい行いや優れている行いを見つけて褒めるのはいいことだと思います。褒められて悪い気を起こす人も少ないでしょう。そこで一つ注意しなければいけないのは、心にもないことに対して「流石ですね」と言わないことだと僕は考えます。
「流石ですね」という言葉は声に出すと棒読みになりやすいかわざとらしく聞こえがちになると感じるので、それに加えて心がこもっていないとお世辞を言っているのだと思われてしまうのではないかと僕は考えます。
だから、「流石ですね」という時は心を込めて言った方がいいと思います。
【知らなかったです】
「知らなかったです」と自分の無知をひけらかし過ぎるのも印象悪くなるかもしれないけど、分からないことは素直に分からないと認めることは大切なことだと思います。その姿勢が多くの学びに繋がっていくのだと僕は考えます。
会話において「知らなかったです」と言われると相手は自分の知識や経験の豊富さを実感できて気分が良くなるかと思います。簡単なことや常識的なことを「知らなかったです」と言ってしまうのは印象が良くないけど、難しいことや専門的なことに対して「知らなかったです」と素直に返答するのは相手も気分良く説明ができるし、自分の学びにもなっていいと思います。
あとは、「知らなかったです」の前に「へぇ」のような感嘆詞をつけると強調されていいのではないかと僕は考えます。
【凄いですね】
「凄いですね」は汎用性のある返答であると感じますね。人はやっぱり自慢話をしたい生き物ですし、それに対して「凄いですね」と返されると気分がいいです。
また自分自身も相手の凄いところを積極的に探すようになれば、人のいいところや肯定的側面を捉えることになるので相手の事を尊敬したり、好きになることができると僕は考えます。
【センスありますね】
センスあるかないかは主観によるところが主なので、この言葉も使いやすいと僕は感じます。相手の持ち物を褒める場合でも相手は自分の持ち物を気に入って持っているわけで、それを褒められると気分は良くなるでしょう。
その他には人が作ったものなどを褒められると人は気分がいいですね。
あとは、「凄いですね」と同じで、人にセンスあるなと感じるところを自ら探してみて、それを相手に伝えるといいなと僕は考えます。
【そうなんですね】
「そうなんですね」は相手の話をちゃんと真剣に興味をもって聞いているよという意思表示になるかと僕は思います。人は自分の話を聞いてもらいたい生物なので、「そうなんですね」と前のめりに聞いて貰えると嬉しいと僕は思います。
さらに「そうなんですね」の抑揚や声のトーンを工夫すると、より一層効果を発揮できると僕は思います。
【まとめ】
「さしすせそ」という定型文はあるんだけど、大事なのはその文言に気持ちをのせることであると僕は思い至りました。
「さしすせそ」のようなテクニックに加えて、気持ちを込めて会話することを忘れないようにしたいですね。
明るく振る舞い、話しやすい雰囲気をつくる。
(「人は「話し方」で9割変わる」より)