【金の斧 銀の斧編】
どうも、虫虎です。今回はイソップ寓話の「金の斧 銀の斧」から学びを抽出してみます。宜しくお願いします。
【金の斧 銀の斧の概要】
ある日、木こりが湖にうっかり斧を落としてしまった。木こりは意気消沈してしまったが、突然湖から女神が現れた。驚いた木こりに女神は言葉を発した。
「あなたが落としたのはこの金の斧ですか」と。
木こりは正直に、いいえ、違いますと答える。
「では、この銀の斧ですか」と女神は尋ねる。
木こりは正直に、いいえ、違いますと答える。
「では、この普通の斧ですか」と女神は尋ねる。
木こりは正直に、はい、そうですと答える。
すると、女神はあなたは正直者ですねと言い、普通の斧に加えて金の斧と銀の斧も与えてくれた。
その話を聞いたもう一人の木こりは早速湖へ行って斧を投げ入れた。すると、例の如く女神が現れて尋ねた。
「あなたが落としたのはこの金の斧ですか」と。
木こりは、はい、そうですと答える。
すると、女神はあなたは嘘つきですねと言い、金の斧を持って湖へ帰ってしまった。木こりはただ普通の斧を失っただけとなったというお話です。
【私利私欲の為に嘘をつかない】
この寓話から学べることは、正直でいることの大事さであります。嘘をつかないで正直でいるといいことあるよということですね。
周りの人に対して嘘を言ったり、あることないことホラ吹いたり、約束を守らなかったりしていると、次第に自分の信頼感が薄れていってしまって何かあった時に誰も助けてくれなくなると僕は思います。
ましてや自分の私利私欲の為だけに嘘をつこうものなら、信用は一気に0になってしまうでしょう。
だから、嘘をつかないで正直でいることは大事なことですね。
【本当のことは言わない】
二人目の木こりは、ある意味では自分の欲望に正直であったと言えますね。この木こりのように、欲望に正直になって嘘をつくのではなくて、嘘は言わないけど本当のことも言わないというスタンスをとることも時には必要なんじゃないかと僕は考えます。
木こりは本心は金の斧が欲しいから来たわけだけど、それ言わずに普通の斧を落としちゃいました、すいませーん、と言えば嘘をついたことにはならないで、金の斧を手にすることができたのかもしれないです。
全てのことを正直に言うのではなくて、「これ言ったら相手は傷つくな」とか「怒らせてしまうな」とか「自分の立場が悪くなりそうだな」と感じた上で、それを敢えて言わなくてもいいことならば言わない方がいい時もあると僕は考えます。
仕事でミスってしまって報告しないといけないことを言わないのはまずいかったりするので、そのような言うことと言わないことの線引きも大事なことだと思います。
【人のことを思う嘘】
正直にいるのが一番で、嘘をつかないのが最良なんだけど、やむを得ず嘘をつかないといけない時も場合によってはあるのかなと僕は考えます。
例えば、自分が怪我をした時に周りの人に心配をかけないように痛いけど大丈夫だよと言ったり、誰かが一生懸命作った料理が口に合わなかったけど美味しいよと言ったりするような、相手のことを考えた嘘は時には必要かなと思います。
【まとめ】
基本的に嘘はつかない。でも何でも話さなくてもいい。相手を気遣う嘘なら時にはいいかもしれない。
そんなことを学んびました。