【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、アドラー心理学を現代社会でどのように活用すればいいのかについて考えました。宜しくお願いします。
【アドラー心理学の魔力】
アドラー博士の教えは、厳しくて実践で活用するにはなかなか大変です。
例えば、過去を言い訳に使うなとか。
他者の顔色を伺って他者の期待に応えるような生き方はするなとか。
愛の見返りを求めるなとか。
愚痴を言わずこれからのことを考えろとか。
人は変えられないから自分が変わるのだとか。
その他、色々と手厳しい教えがあります。
実践で使っていくのは、骨が折れるなと僕は感じます。
しかし、この教えを実践して取り組んだ先にある世界を想像してみると、僕は何とかしてこの教えをモノにしたいという気持ちになります。
そんな不思議な魔力をアドラー心理学から感じます。
【現代とアドラー博士の時代】
アドラー心理学を上手く活用したい。けれども、アドラー博士が生きた時代と僕達が生きている時代はその様相をかなり変えています。
インターネットが発達して、多くの人と繋がれるようになり、便利な家電が沢山発明されて、一人でも生きやすくなり、娯楽も多種多様にあります。
そんな変容した時代の中でも、アドラー心理学を活用することはできるという直感があります。
インターネットが発達して多くの人と繋がれる現代と繋がる人が限られている昔。アドラー博士が仰るように、多くの人と繋がることが必ずしも正しいことではなくて、どれだけ人と深い関係を築けるかをより大切にしなければならない。
出会いが多くなると、誰を愛すればいいのか分からなくなってしまう。そんなときこそ、自分でちゃんと決めた人をしっかりと愛するという信念を持つことがより大切になってくる。
SNSで凄い人を直ぐに見つけることができる時代です。昔と比べると、より劣等感を感じやすくなっているかと思います。だからこそ、劣等感から劣等コンプレックスに発展しないようにより気をつけなければならない。
昔と比べると、家電も増えて便利な世の中になっています。仕事もオートメーション化が進んでいます。だからこそ、実作業で他者貢献するよりも、精神的なところで貢献する力がより必要になってくるのではないかと思います。
昔と比べると、娯楽が増えてます。その為、一人で遊べることも増えて他者との関わりが希薄になる側面も考えられます。そういうときこそ、他者に貢献するという行為をより大切にしなければならない。
昔と比べると、自由も増えています。だから、現代は理不尽も少なくなり言い訳しにくい世の中になっているかと思います。だからこそ、より頑張ることが大事だと思います。
アドラー心理学は普遍的な教えだから、時代に合わせて更新していくことができます。
というよりも考えてみると、今の時代だからこそ、よりアドラー心理学の教えが必要になってきていると僕は感じました。
【アドラー心理学を使おう】
まとめてみると、現代は昔と比べて、人の繋がりは作りやすいけど浅い関係になりがち、技術革新が進んで労働が減っている、昔ながらの縛りがなくなりつつある、自由の得やすい世の中になっている。
暮らしやすくはなっているはずだけど、この時代だからこその悩みや辛さが発生しています。
けれども、アドラー博士の教えを応用することが十分に可能です。むしろ、今の時代の方が真価を発揮できるような気がします。
となると、アドラー博士は凄いですね。
【まとめ】
アドラー博士の教えを現代社会に当てはめて活用していこうという話でした。
あたらしい技術が生まれ、あたらしい関係が生まれ、あたらしい悩みが生まれます。人々のコモンセンスは時代にあわせてゆっくりと変化していきます。われわれはアドラーの思想を大切にするからこそ、それを更新していかなければならない
(「幸せになる勇気」より)