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伝記「ガンジー〜インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人 」感想

【前置き】

どうも、虫虎です。今回は伝記「ガンジー〜インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人」を読みましたので自分なりにまとめて感想を書きます。宜しくお願いします。

ガンジー略歴】

まずはガンジーが何をした人物なのかを簡単にまとめてみます。

 

幸せなヒンズー教徒の家庭で育つ。

菜食主義者(1度山羊肉を食べ後悔する)

カストルバーイと13歳で結婚。

19歳、ロンドンで法律を学ぶ。

弁護士の資格を得る。

ロンドン弁護士として成功しなかった。

南アフリカへ仕事行く(21年間)。

南アフリカで迫害インド人の救済を試みる。

南アフリカでインド人への差別強まる。

南アフリカでの不服従運動で数回投獄。

最終的に南アフリカでインド人権利を獲得。

インドへ戻る。

自分戒め施設アーシュラム設立。

英国へ戦争協力するもインド自治ならず。

英国に不服従運動を開始。

アムリトサルのインド人虐殺事件。

ガンジーは英国と対立を決意する。

インド全体での不服従運動が広まる。

インド内で騒乱や暴動が頻繁に起こった。

→チャウリ・チャウラー事件

→不服従運動を中止を呼びかける。

→6年間投獄される。

60歳インドの独立運動に取り組む。

塩税廃止の塩の行進をする。

ダラーサナ製塩所のデモ

→信者は英国人の棍棒で滅多打ちにも非暴力

→世の中の英国の不信高まる

ガンジー、英国へのインド代表としていく。

英国の紡績工場にも歓迎される。

(英国衣類を排除してきたのに)

インド戻り、不可触民差別廃止に取組む。

第二次大戦後、インド独立。

しかし、イスラム教、ヒンズー教の対立。

インド(ヒンズー教)、パキスタンイスラム教)に分裂する結果。

分裂に悲しみながら、暴動制止に取組む。

デリーのビルラ邸にて暗殺される。

 

【非暴力不服従

ガンジーの非暴力不服従という抵抗によりインド人の権利を獲得していった功績がただただ素晴らしいなと読んでいて思いました。

 

誰かを動かしたいと思ったとき、武力行使とはいかないまでも、普通は怒ったり、叱ったり、威圧したりといった手段を選んだ方が不満はもたれるにせよ人は言うことを聞いてくれる気がします。

 

しかし、ガンジーは大勢の人に教えを説き、非暴力不服従という無抵抗の抵抗を実行して人々や世の中を大きく動かしました。凄い人だなとただただ思いました。

 

マハトマ・ガンジーは、ブッダイエス・キリストと肩をならべて、歴史に残るだろう」

(「ガンジー〜インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人」より)

 

【始めから凄い人ではなかった】

ガンジーの若かりし頃のエピソードが個人的に印象深かったです。

 

ガンジーは、少年青年期は内気な人物だったようです。少年期は対人関係に怯え気味、青年期はロンドンで弁護士になるも法廷で言葉が出なくなるほどの緊張しぃだったようです。

 

そんな内気な人物だったけど、或いは、内気だったからこそ、人の心を理解したり、自分の内面と向き合ったりできて、精神を成熟させて偉業を成し遂げたのかもしれないと僕は感じました。

ガンジーは内気な子どもでした〜「だれかが、自分をからかうのじゃないかと、いつも、びくびくしていた。」ガンジーは、のちに、回想しています」

(「ガンジー〜インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人」より)

 

【アパリグラーハ】

アパリグラーハとは、非所有の概念。必要あるいは重要なものだけに所有を制限することを意味します。

 

ガンジーはアパリグラーハの概念を大切にしていたようです。

 

モノを所有しなければ、心が乱されないで、精神的豊かさを得られると考えたようです。

 

そして、モノを持たずに自給自足的村落生活を独立とみなしました。豊かさを追い求めても精神的な幸せになれないと説きました。

 

確かにモノを手に入れることに執着するといつまでたっても幸せになれないのかもしれないですね。

 

ガンジーが今の世界を見たらなんて言うのかなと思いました。

ガンジーは過剰な生産や消費を追求しない、自給自足的村落の生活を理想とし、自己の欲望をコントロールすること=自立こそ独立を意味すると説いたのです」

(「ガンジー〜インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人」より)

 

【常に微笑を絶やさない】

伝記には、ガンジーは微笑を絶やさず優しく人々を受け入れて語りかけているという文章を何度か目にしました。

 

ガンジーのように人々に対する寛容さや優しさ、断食を自らに課す厳しさを少しでも学び取って真似て自分の行動基準に反映させれたらなと尊敬の念を抱きます。

「かれの生涯は誠実と、寛容と、愛の生涯だった。インドは、いや世界は、このさき何世紀も、かれのような人物を見ることはないだろう」

(「ガンジー〜インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人」より)

 

【ほとんど一人で武力を退けた】

ガンジーの活動によって、インド人は英国支配から脱却しようと独立思想を持ち始めました。

 

そして、ガンジーの思想通りの行動をした人もちょっと間違った道の行動をした人もいました。ガンジーの言葉や行動に多くの人が影響を受けたのは紛れもない事実です。

 

そういったガンジーの活動がインドを独立へと導きました。

 

伝記にほどんど一人で武力を退けたって書いてましたが、格好いいなって思いました。

「ほとんどたったひとりで、故国から地上最大の武力を追いだした」

(「ガンジー〜インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人」より)

 

【獄中にいるときも前向き】

ガンジーは非暴力不服従運動などで何度も投獄されました。

 

けれども、ガンジーはそれに悲嘆せずに自分の信念に基づきいいことをしたから投獄されたんだと考えたり、投獄中に祈りや読書ができることを喜んだようです。

 

なんか凄く前向きで感嘆せざるを得ないですね。

 

【まとめ】

ガンジーはとても立派な人、偉大な人だってことがよく分かりました。