【前置き】
どうも、虫虎です。今回は名取芳彦先生の著書「気にしない練習 不安・怒り・煩悩を「放念」するヒント」についての感想を書きます。宜しくお願いします。
【どんな本か】
名取芳彦先生が和尚さんという立場から経験したことや考えたことを活かして心穏やかに生きる術を説いているのか本書です。
人間関係で色んな事を気にしすぎて辛い人。
仏教的思想から心の平穏を学びたい人。
心穏やかに人生を過ごしたいと願う人。
そんな人達にお薦めの本です。
【思考を変えて豊かになる】
僕を含め人間関係で悩む人は多いと思います。そこで仏教的思考を取り入れて考え方を変えることで心を豊かにする。本書を読んでみて人間関係において「気にしない練習」を積むことで自ら作り出してしまっている部分もある悩みを緩和する効用があるかと僕は感じました。
「他人の目を気にする前に、自分自身にもっと気を使ったほうがいいですよ」
(「気にしない練習」より)
【人に好かれなくてもいい】
周りの人とは良好な人間関係を保ちたいものなんだけど、それにとらわれ過ぎると心がしんどくなってしまいます。自分がその人にとって良いことだと考えてやった事なら、後は相手の受け取り方次第でどう捉えられるかは分からないものなんだと割り切って気にしないことが大切なんだと本書を読んでいて思いました。
「嫌われたくないという恐怖の紐であやつられていることに気づく時期が、人生の中では必要なのです」
(「気にしない練習」より)
【食べ物や物に感謝する】
それから食べ物を味わうことや物を大切にすることは、心を豊かにする上で大事なことであると感じました。本書は人間関係のことを直接的に気にしない心構えを学ぶ他に、こういった日々の行為に対する考え方を変えることで心を豊かにし余裕を持たせることで間接的に気にしない心を育てることできるのだなと僕は感学びました。
「食事は生きる上で基本です。その食事に対する乱暴な言葉や態度は、粗野な人生、粗雑な人間関係に通じる気がするのです」
(「気にしない練習」より)
【まとめ】
本書を読み進めていくと、上記に挙げたような心豊かに生きる上で必要な知恵を沢山得ることができました。とても良い本だと感じましたので読んだことのない方は是非御一読してみては如何でしょうか。