【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、アドラー心理学における怒りについて僕なりに考えてみます。宜しくお願いします。
【アドラー心理学×怒り】
アドラー博士は、怒りによるコミュニケーションに否定的です。怒りは人を屈服させて手っ取り早く言うことをきかせるコストの低いコミュニケーションであると述べられています。
確かに、怒ることで人をすぐに従わせることはできるかもしれないです。けれども、怒りを使うことで人の心は離れていってしまうものです。
できれば、時間はかかるかもしれないし、上手くいくかもわからないけど、相手と対等な立場に立って話をすることで、人に動いてもらうのが理想であるとは思います。
【怒りについての経験談】
アドラー心理学において、怒りとは出し入れ可能な道具で目的を達成するための手段になります。怒りによるコミュニケーションをとってしまうと相手は不快に感じて心の距離を空けていく、もしくは、心に壁を作ってしまいます。
僕自身も怒りによるコミュニケーションは手っ取り早いと感じることが多々あります。
僕の場合、普段から気をつけてはいるけど、子どもが言うことをきかないとき、つい頭に血が昇ってしまい、反射的に子どもを怒ってことがあります。そんな時、子どもは怯えてしまって、素直になり、言うことをきいてくれます。子どもは僕の思い通りに動いてくれることになったけど、内心、失敗したなと後悔することが多いです。
だって、それは子ども自身が納得して行動しているというよりは、恐怖で行動していることになるからです。お父さんが怒ってるからちゃんとやろうみたいな。
そんな時、僕は後悔の念に苛まれます。そして、博士が仰るように怒りではなく、言葉でコミュニケーションを上手くとりたいなと思い直します。
【言うことをきかない子ども】
とはいえ、怒りを使わずに言うことをきかせることはなかなか難しくも感じています。
怒りを使わないことが仮に悪い方向へ作用すれば、子どもはわがままな性格になってしまう可能性だってあり得ます。
では、どういう風にコミュニケーションをとればいいのか。
まずは、ちゃんとしてほしいことの説明をするとよいかと思います。
子どもにご飯を残すのをやめてほしいなら、お米を一生懸命作ってくれた人や動物の命を貰ってること、働いて稼いだお金で食べ物を買ってること、ちゃんと食べることで元気になれることを説明をするとよい。
子どもに片付けをちゃんとしてほしいなら、部屋が汚いと気分が悪くなることや心が安定しないこと、玩具が可哀想だとか、一緒に住む人に迷惑かかってるとか、物がなくなりやすくなるとかを説明をするとよい。
姉妹で喧嘩してほしくないときは、人を叩くことでの怪我の可能性や心が汚くなること、話し合いをすることの大切さなどを説明をするとよい。
そういったように根気よく言葉で説明することが必要なのかなと僕は考えました。
それから、親自身がご飯を残さず食べるとか、片付けをちゃんとするとか、思いやりをもって人と接する姿勢を見せていくことで学んでもらうこともできるのかなと思いました。
そして、上手くやってくれたら誉めるでなくて、嬉しい気持ちを伝えた方がアドラー心理学的にはよいようですね。
【まとめ】
怒りで子どもを動かすのではなくて、言葉でわかってもらえるように取り組んでいきたいなと思います。
怒りとは出し入れ可能な道具で目的を達成するための手段
(「嫌われる勇気」より)