【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、「嫌われる勇気」の一文にあります「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」について考えます。宜しくお願いします。
【地球上に一人なら悩みはない】
アドラー博士は、「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」と提唱しておられます。つまり、地球上に人間が一人しかいなければ悩みというものは存在しないということになります。
本当にそうなのかについて考えてみました。
まず、地球上に人間が一人しかいないなら、当たり前だけど人間関係の悩みはなくなります。それから、人間の作ったルールであるお金や決め事、法律などに関する悩みもなくなります。誰かに見られることもなくなるので、見た目のコンプレックスといった悩みもない筈です。仮に地球上に一人ならサバイバル生活を強いられるわけだけど、周りには人がいないから「何で俺だけこんなことしないといけないんだ」というような悩みもないかと思います。猟をして収穫がなかったとしても、誰かが猟に成功して美味しい思いをしているわけでもないから、猟の失敗もすんなり受け入れることができるのかもしれないです。足を怪我しても他に元気な人がいるわけでもないから悩まないのかもしれないです。
そういう風に考えてみると、悩みは殆ど全て対人関係の悩みであると僕も感じてきました。
【人間の悩みは、全て対人関係の悩みである】
人は人同士のコミュニケーションで悩み、人の作った法律やルールに縛られて悩み、人にどう見られるかで悩み、人と比較することで劣等感を感じて悩むように、全ては対人関係の悩みであると括ることができると考えられます。そう考えると、悩みに対する考え方も変わってくるなと思います。
【悩みとの付き合い方】
この世界で一人で生きていく現実というのはなさそうです。だから、悩みを0にすることは難しいのかなと思います。
しかし、悩みの全ては対人関係の中にあるということを知ることで、悩みを減らすことはできるのではないかと僕は考えます。
人にどう見られるかよりも自分がどうなりたいかに重きを置いたり、他人と比較する心持ちをなくしていく努力をしたり、他人の顔色を窺うよりも自分が自分なりの優しさや誠実さを持つことを大事にしたり、関わる人の総量を減らすことをしてみたり、見返りを求めずに人に与える心を醸成したりするなど、巧く対人関係の悩みから遠ざかれる思考を形成していくことが可能であると僕は考えます。
悩みの全てが人間関係なら、それに絞って人間関係に対する考え方を変えていくことで、悩みを減らしていく。
【まとめ】
人間の悩みは全て対人関係の悩みである。それを理解することで、自分の人間関係への考え方を変えて、悩みを減らすことができるのではないかという話でした。
人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである
(「嫌われる勇気」より)