【前置き】
どうも、虫虎です。「嫌われる勇気」という本の内容の中で、自己受容と他者信頼と他者貢献のトライアングルを強化することで、幸せになれるというアドラー博士の教えがあります。今回は、自己受容、他者信頼、他者貢献についてまとめます。宜しくお願いします。
【自己受容】
自己受容とは、ありのままの自分を受け入れることです。自分ができないことや失敗したことも含めて、全て自分なんだと受け入れることです。そして、大切なことは、変えられるものに関しては、変えようと努力する前向きな勇気を持つことです。
「自己受容とは、仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのまま受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくことです」
(「嫌われる勇気」より)
【他者信頼】
他者信頼とは、読んで字の如く、他者を信頼することです。それも、無条件に信頼することです。条件付きでの信頼は信用と呼びます。銀行がお金を貸すには、返してもらえそうという信用が必要なのに対して、友達にお金を貸すのは、その交友の間柄にある信頼が必要になります。
他者信頼の難しいところは、裏切られるかもしれないと疑わずに手放しで信じることです。裏切るか裏切らないかは他者の課題であるから、私は信じるしかないのです。
但し、その人との関係を続けるか続けないかを決めるのは私の課題であるから、線引きは自分でできるという側面もあります。
「信頼することを怖れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことができないのです」
(「嫌われる勇気」より)
【他者貢献】
他者貢献も、読んで字の如く、他者に貢献することです。ただ、はき違えてはといけないのは、他者貢献は自己を犠牲にして行うことではないです。
他者貢献とは、他者に貢献しつつも、その内実は、自分の価値を実感するものであるのです。
他者に貢献しつつ、私の価値を実感する。何故かというと、自分の貢献を相手がどう受けとるかなんてわからないんだから、自分が貢献したんだと思えたら、もうそれでいいのです。
「アドラーは、他者のために自分の人生を犠牲にしてしまう人のことを、「社会に過度に適応した人」であるとして、警鐘を鳴らしている」
(「嫌われる勇気」より)
【まとめ】
ありのままの自分を受け入れる自己受容ができるからこそ、裏切りを怖れず他者信頼をすることができる。他者信頼できるからこそ、気持ちよく他者貢献ができる。他者貢献ができると、自己受容しやすくなる。すると、私は幸せな気持ちになる。
自己受容、他者信頼、他者貢献のトライアングルを強化していくことで、より素晴らしい人生を歩めるようになるとアドラー博士は仰っております。
僕も、自己受容、他者信頼、他者貢献のトライアングルを強化していきたいです。