【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、アドラー心理学における「今、ここ」を真剣に生きるという教えについて考えます。宜しくお願いします。
【「今、ここ」を生きる】
アドラー博士は、過去や未来に目を向けるのではなくて、今この瞬間を一生懸命生きることを推奨しています。
今、この瞬間だけを一生懸命生きていれば、ふと周りを見渡したときに「あっこんな遠いところまで来ていたのか」思えるものだ、と。
受験で例えると、試験当日だけが本番なのではなくて、試験勉強をする今この瞬間も本番であるということです。
そう、「今、ここ」を真剣に生きることが大事なのだとアドラー博士は仰ります。
【一瞬未来を見てから走り出す】
この主張のことを考えたときに、僕は走り出す前に走るある程度の方向性は決めておいた方がいいのかなと思いました。
今、この瞬間だけを見て一心不乱に走り続けたとして、ふと目線を上げたときに「ん?ここどこなの?」ってなることもあるのかなと思いました。努力する方向や場所ややり方を間違えてしまっていたみたいな。
先程の受験に例えると、自分が本当にやりたいことや入りたい大学をちゃんと目標設定するという一瞬でも未来を見据えることも必要なのかなと僕は考えます。それから、行く大体の場所が決まれば、後は、今だけを見て全力で走り出すのが良いかと思います。
目的地を見定めてから走り出すのがいい。
【未来を見ないで走る】
目標が決まれば全力で今を走る。
どれくらい走ったかな、あとゴールまでどれくらいなのかなと、過去や未来のことを考えながら走るのは良くない。それは、今を生きていると言えなくなってしまうからです。
禅的な思想というか、今の自分の一挙手一投足を意識して生きるのが一番いいのかなと感じます。
その全力で丁寧な一挙手一投足を積み重ねることでいつの間にか「あっもうこんなところまで来てたんだ」という感覚を味わえるのではないでしょうか。
【まとめ】
今回は、アドラー心理学の「今、ここ」を真剣に生きることについて考えました。
今を真剣に生きることは大事。でも、まずその前に自分が進みたい道をある程度は見定めておく。そしたら、後は、そこへ向かって今だけ見て全力で進んでいく。
「いま、ここ」にスポットライトを当てるというのは、いまできることを真剣かつ丁寧にやっていくことです
(「嫌われる勇気」より)