ランニング好きライトゲーマー虫虎(小説家志望)の日記

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映画「鹿の王 ユナと約束の旅」感想

【前置き】

どうも、虫虎です。今回は、映画「鹿の王 ユナと約束の旅」の感想を書きます。ネタバレありますがよろしければお付き合いください。宜しくお願い致します。

 

 

【あらすじ】

ツオル帝国の奴隷岩塩鉱に山犬の襲撃があった。ツオル帝国の看守、アカファ国の奴隷が犬に噛まれ病んで死んだ。それはかつてツオル帝国を襲った伝染病「黒狼熱」だった。病を解き明かすために奴隷岩塩鉱で生き残ったと推察される男を天才医師ホッサルが追うこととなる。その生き残った男ヴァンはもう1人の生き残り幼子ユナとともに行く宛もなく旅をするのだった……。

 

上橋菜穂子ファン待望の映画】

小説が面白かったので兼ねてから観たいなーと思っていた映画です。小説の内容を2時間に盛り込むのは無理がありますよね。小説から脚色がなされてテンポ良く物語が流れていきました。これはこれで新たな「鹿の王」の物語としてよかったです。

 

【硬派な物語】

ホッサルはイケメンキャラだけど、ヴァンさんみたいな渋いおじさんキャラが主人公っていうのが個人的に好印象でした。美女が出てきてどうこうとかいう話もなく、各々の民族の特徴や想いを描いているところが硬派に思えました。病と神、親子の繋がりなどを題材にしたピュイカや火馬といった架空の生き物を使った硬派なファンタジーでした。個人的に好きな世界観でした。

 

【年老いた強き者の宿命】

タイトルになっている「鹿の王」。年を取っていて老い先は短いけど、強い体を持ってる動物の宿命。敵に囲まれたとき、その身を呈して仲間を逃がす役割を担うようです。若くて強い者はこれからの群れのために必要だから、強くて敵を食い止められる者の中から年長者が選ばれる。その鹿の王のエピソードとヴァンさんをどうしても重ねてしまう物語ですね。必殺技なんて派手なもののないヒーローの苦悩の側面を描くのもまた素敵な視点だなと思いました。

 

【まとめ】

以上、「鹿の王ユナと約束の旅」の感想でした。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。