ランニング好きライトゲーマー虫虎(小説家志望)の日記

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ゲーム「英雄伝説 空の軌跡SC」感想

【前置き】

 どうも、虫虎です。今回は、日本ファルコム社の軌跡シリーズの2作目の「英雄伝説 空の軌跡SC」(PSP版)について個人的な感想を書きます。ネタバレありますが、宜しくお願いします。

 

【あらすじ】

 封印されていた自分の過去を思い出したヨシュアエステルの前から突如として姿を消した。自分の闇を恐れ、このままエステルと一緒にいては、彼女を傷つけてしまうと考えたからだ。

 

 ヨシュアへの自分の気持ちに気づき、想いを打ち明けたエステルは途方にくれた。悩み落ち込み、手がかりのないヨシュアの行方を探す旅に出ることになる。

 

 ヨシュアの行方を探す中、行く先々でヨシュアの昔の仲間である「身を食らう蛇」に属する執行者たちの実験という名の事件に遭遇する。

 

 エステルは、ヨシュアを探し出すことができるのか。「身を食らう蛇」は何をしようとしているのか。

 

今、壮大な物語が始まろうとしている。


【今作の魅力的なところ】

 まず、「空の軌跡SC」の魅力的に感じたところを語ります。

 

『シナリオが緻密で味わい深い』

 第1に、壮大な展開とキャラクター達の人間模様が綿密に描かれていて、濃度の高い内容を挙げたいです。会話テキストが多さ、展開の面白さ、感動的なストーリーが魅力的です。

 

『アーツの組み合わせが楽しい』

 戦闘も楽しいです。様々な特徴のキャラクターを使用できるし、各々のアーツの組み合わせを考えるのも楽しかったです。アーツが組み合わせづらいキャラクターもいるけど、工夫を凝らしたり、考えたりする余地があるし、個性が引き立っていて良かったです。

 

空の軌跡の世界への没入感が高い』

 街の人々の会話量によって、空の軌跡の世界にどんどん入り込んでいってしまいます。加えて、フィールドの美麗さ、BGMの綺麗さ、纏まった物語という世界観が空の軌跡の世界を作り上げてくれます。毎度、ゲームを起動して空の軌跡の世界に入ると心地よい気持ちになります。


【キャラクター考察】

 良いキャラクターが沢山いるところも空の軌跡の魅力の1つです。各キャラクターの個人的な感想と戦闘での使用感を語ります。

 

エステル》

 太陽のように明るい性格の女の子。彼女の強みは人の闇を知らない純真なところだと思います。底抜けに明るい性格は、周りの人たちを太陽のように照らしてくれる。
 戦闘では、クラフト、アーツともに程よく使えて、前衛、後衛どちらもいけるオールラウンダータイプ。地のアーツを装備していて、「ガイアシールド」に大変お世話になりました。一回攻撃無効を全体にかけれるのは便利すぎでした。

 

ヨシュア

 頭が良く、戦闘スキルも高く、優しいヨシュアくん。完璧にみえる彼には、大きな闇がありました。その闇故に、人に本当の意味で心を開くことをしませんでした。しかし、エステルと共に過ごしていく中で、彼の心は浄化されていきます。物語が進むにつれて強くて弱いヨシュアの心が少しずつ解き放たれていくのが僕は好きでした。
 戦闘に関しては「申し分ない強さ」と言えました。クラフトもすべて強力で使いやすく、闇のアーツである「デス・スクリーム」「アビス・フォール」には大変お世話になりました。ヨシュアくん、強すぎる。

 

《クローゼ》

 女王の孫であり、学園の生徒でもあるクローゼ。ストーリーを通して、王位を継承することの重圧に悩まされております。責任感の高さゆえに悩むクローゼを自然と応援したくなりますね。そして、物語の終盤、王位を継承したクローゼは、強く、凛々しく、優しい。良いキャラクターだと改めて思いました。
 戦闘に関しては、回復のスペシャリストですね。攻撃面では、水のアーツの「コキュートス」くらいしか使えないけど、長期戦になるボス戦では、回復アーツが非常に役立ちました。

 

《オリビエ》

 皇子ってなんですか。予想の斜め上をいってました。
 オリビエは、いつも飄々としてて皆に弄られているけど、時折、芯のある強さ、冷静さが見え隠れする魅力的なキャラクターでした。オリビエがいることで、物語の会話が楽しいものになり、ムードメーカーの役割を担っていました。良いキャラクターですね。
 戦闘では、攻撃力は低いが、アーツの威力が高かったです。組み合わせもしやすかったので、「ゾディアック」で全体の能力をパワーアップさせて、「ロストメビウス」使って、攻撃していました。

 

ティータ》

 幼女枠ですね。素直で健気で可愛らしい子。癒されます。アガットに対する健気な想いを鑑みれるイベントは必見です。
 戦闘に関しては、HPが低く、武器とクラフトが遠距離の為、完全なる後衛タイプです。クラフトは、回復や目眩ましがありそこそこ重宝します。アーツは、組み合わせが難しい為、「セイント」の補助を使うくらいでした。

 

《アガット》

 妹を守れなかった後悔を振り払うように重剣を振るうアガット。その心の弱さをレーヴェに指摘され、思い悩みます。しかし、ティータの励ましもあり、自分の道を見つけることに成功します。不器用だけど、優しくて熱いアガットも魅力的なキャラクターの一人でした。
 戦闘では、完全な前衛タイプ。攻撃力高めてガンガン攻めると良さが存分に発揮できると思います。アーツに関しては、攻撃力を高めることの出来る「ラ・フォルテ」を使っていました。

 

《シェラザード》

 お色気枠ですかね。余裕のあるお姉さんとして、エステルたちに接するも、因縁のあるルシオラ姐さんには、弱さを見せる部分もあった。そういうギャップが良かったですね。
 戦闘では、前衛、後衛どちらでもいけそうだけど、若干の火力不足の為、後衛の方がいいかな。風のアーツ「グランストリーム」とクラフト「バインドウィップ」は役に立ちました。

 

《ジン》

 日々鍛練を積み、修行に励む男。達観した大人びた性格であるものの、こと恋愛に関しては疎い。頼りになるキャラクターだったかと思います。
 戦闘に関しては、アーツの威力が弱すぎて、「タイタニックロア」のダメージの低さに驚きました。「アースウォール」を使うくらいかな。クラフト「竜神功」で攻めまくるのが良い感じです。奥義が格好良いです。

 

《ケビン神父》

 関西弁のお兄さん。何か過去を抱えていそうではあったけど、本編ではあまり語られていません。次回作の主人公なので、色々と掘り下げられることでしょう。
 戦闘に関しては、後衛補助タイプ。アーツとクラフトで回復しつつ、隙をみて、攻撃をするという戦法でした。

 

《剣帝レーヴェ》

 自ら修羅の道を歩き、人の可能性を確かめようとするレーヴェ。辛い過去を持ち、冷たさ、厳しさ、諦めを醸し出しているけれども、随所で優しさを垣間見ることのできる魅力的なキャラクターでした。いい敵キャラでした。


【相も変わらず素晴らしい音楽】

 音楽は、全体的に素晴らしいです。空の軌跡の世界を彩ってくれてます。聴いてるだけで癒される曲が沢山ありますね。同じ曲調でのアレンジも多いので、世界観に一本筋通ってるようで良かったです。個人的には、「空を見上げて」「夢の続き」「ハーメル」「希望の彼方」「絆の在り処」などがお気に入りです。エステルとヨシュアの浜辺のシーンで流れてたBGMコンビネーションは最高でした。


【まとめ】

 小説色の強い壮大な物語を飽きることなく遊べて、非常に楽しめます。本編が面白かったのは言うまでもなく、サブイベントも非常に充実していて楽しめます。ゲーム音楽、グラフィックも良かったですね。クリアした後、心の底から「あー楽しかったな」と思えるゲームでした。

 

もし遊んだことない方は1度遊んでみては如何でしょうか。

 

英雄伝説 空の軌跡SC - PSP

英雄伝説 空の軌跡SC - PSP

  • 発売日: 2007/09/27
  • メディア: Video Game