【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、DSのソフトの「キングダムハーツ358/2days」の感想を語ります。ネタバレありますのでご注意下さい。宜しくお願いします。
【切なすぎるストーリー】
「キングダムハーツ358/2days」は、KH(キングダムハーツ)~KH2(キングダムハーツ2)の間に起こったお話です。
ソラのノーバディとして生み出されたロクサス。そのロクサスを元に作り出されたシオン。二人は何も分からないまま、XⅢ機関にて与えられた任務をこなすことになる。
任務へ赴き、ディズニー世界での出来事を通して、友達・心・愛と大事なことを考えていく。そして、次第にロクサスやシオンは自分たちのルーツや存在意義、運命に気づいていく。
終盤へ向けて物語の切なさは加速していきます。ロクサス、シオン、アクセルの友情と救いのない悲しき運命に心が締めつけられながら、キングダムハーツの世界に引き込まれていきました。
彼らの悲しい運命の中に少しだけある喜びや笑顔が心に染み入ってきて、切なくなる。心打つ物語で僕の目頭は熱くなりっぱなしでした。
【お気に入りの場面紹介】
個人的に特に好きな場面について語ります。
『アクセルの名言』
「会えなくてもいつもお互いのことを考えていることの方が大事だろ?記憶したか?」。
物語中盤での話。暫く会えなくなることになったアクセルが放った言葉です。三人の友情の深さに泣けます。何も分からないロクサスやシオンにとってアクセルは欠けがえのない存在なのだと思います。
『あの日見た夕陽を忘れない』
自分たちの運命の最後に気づきつつある時に、三人で見た最後の夕陽。三人で映る映像が切なすぎです。何度も何度もこのゲームには心を揺さぶられます。
『アクセルがシオンを連れ戻す場面』
シオンが自分の帰るべき場所を見極め、ソラへ記憶を返す決心をするが、アクセルがそれを阻止する場面です。アクセルの気持ちが痛いほど分かり辛かった。一人取り残されるアクセルが一番寂しいのかもしれないです。
『シオンの最後』
泣いた。悲しすぎますよ。元々存在しなかったシオン。消えてしまうと、皆の記憶からも消えてしまう。しかし、最後にシオンの手に触れたロクサスは思い出す。「また三人でアイスを食べようと」。あー切ない………。
【戦闘に関する感想】
キングダムハーツの戦闘は相も変わらず手に汗握って楽しいですね。ストーリーモードは簡単だけど、ミッションモードは難しくてやりごたえがあります。やり込み要素も十分すぎるほどあって楽しめます。
【物語と音楽の繋がりが凄い】
音楽の作曲は下村陽子先生です。切ない物語と切ない音楽が絶妙に繋がっている。音楽を聴くとゲームシーンが思い起こされるし、ゲームシーンのことを考えると、音楽が頭の中に流れる。素晴らしい物語とそれに絶妙に合う音楽で心打たされ続けます。感動しました。
【まとめ】
物語が小さな世界でまとまっていながら、非常に深く濃い内容であり、好きな作品です。凝縮された世界を垣間見て引き込まれて、そして物語が心に染み入りました。
「切なかったけど、夢中になったゲーム。」です。
【クリア後のやり込み要素】
ストーリーミッションを難しい条件つけてクリアを目指すミッションモード。
キングダムハーツの醍醐味の一つである「集中して一瞬一瞬必死になって立ち振る舞う時間」を存分に楽しむことができます。
僕の達成率は87%とかなり遊び込みました。ロクサスのレベルアップ、パネルスロットを考察しながら強化、自分のプレイングスキルの上達、敵の行動パターンを覚えていくことで、どんどん強くなっていく自分に満足感や達成感を感じて、楽しかったです。
また、物語を振り返ることもできるものも良かったです。
クリア後の要素も充実していて楽しむことができました。
以上、僕の個人的な「キングダムハーツ358/2days」の感想でした。ここまで読んでくださってありがとうございました。