【前置き】
どうも、虫虎です。今年の夏、ハラビロカマキリを飼育していたのですが、失敗してしまいました。その記録を残そうと思います。宜しくお願いします。
【ハラビロカマキリとは】
ハラビロカマキリは、他のカマキリに比べ相対的に前胸が短く、腹部が幅広いです。成虫の前翅に白色の紋があるのが特徴。また、他のカマキリに比べハリガネムシに寄生されている割合が高いようです。ハリガネムシは、カマキリの腹に寄生して脳を操って水場に誘導して、体を突き破って水の中に入る虫です。
【飼育方法】
虫かご、鉢植えマット、霧吹きが必要となります。カマキリは高いところへ登っていく習性があるので、虫かごは縦置きにして高さを作り、鉢植えマットで足場を作ってあげるとストレスなく過ごせるようです。また、水には弱いですが、飲水はいるので、霧吹きで水を与えてあげることが必要となります。
【飼育観察日誌】
7月初旬、家の前の道路にハラビロカマキリの幼体がいました。それを捕獲して飼育することにしました。
色鮮やかで透明感のある綺麗な黄緑色をしたハラビロカマキリでした。反り返らせた尻尾が可愛らしいですね。
また、ご飯を一生懸命に貪ってる姿が魅力。カマキリの捕食を見るのは飼育の醍醐味ですね。
餌は生き餌が2割、人間の食べ物が8割くらいで育てました。普段は、鶏肉、豚肉、ウインナー、無糖ヨーグルト、魚を与えてました。時々、バッタやキリギリスも与えました。卵の黄身も食べるとネットで見たのですが、うちのハラビロカマキリは食べなかったですね。ブリを気に入って食べていたのが印象的でした。
そんなカマキリに癒やさせる日々を送ってました。
しかし、悲劇は突然訪れました。
【羽化不全】
夏休みも終わる頃、ハラビロカマキリが羽化しました。ちょうど、会社に出社する頃に始めました。
カマキリの羽化を見れるとは、なんて幸運なのだろうと出社するぎりぎりまで見てました。しかし、会社につく頃に妻からラインがきました。
「カマキリ、羽化に失敗してるみたいだよ」
どうも翅がとれなくてもがいてたみたいで後脚と翅を損傷してしまいました。そして、首のあたりに黒いシミもできてしまいました。
その後、食欲ないから大丈夫かなと思いつつ、飼育を続けてましたが、羽化から6日後に死んでしまいました。
改めてカマキリにとって脱皮や羽化は命懸けの行為なんだと思い知らされました。
もしかすると、捕獲しなければ自分でいい場所選んで羽化を成功させたかもしれません。虫かごの中では羽化の場所の選択肢はありませんから。
また、後の祭りで分かりませんが、食べ物も生き餌のほうがよかったのかもしれません。
飼育を一緒にしてた子どもたちもショックを受けてしまいました。
昆虫が生き抜いて寿命を全うすることや飼育の難しさを痛感させられました。
改めて毎日サバイバル勝ち抜いて大きく育っている昆虫に尊敬の念を抱くことになりました。
申し訳ないことをしたと、残念でなりませんでした。
【まとめ】
我が家のハラビロカマキリ飼育観察日誌でした。