【前置き】
どうも、虫虎です。今回は又吉直樹先生の小説「火花」の感想を書きます。宜しくお願いします。
【火花】
芥川賞の話題作でしたね。
又吉先生が芸人として感じてきたことや考えてきたことを小説として綴ったのだなぁと感じました。
やはり又吉先生はプロのお笑い芸人なので、物語のシュールな展開にクスっとしてしまったり、「お笑いとはなんなのか」ということを真面目に考えさせられました。
「自分が考えたことで誰も笑わない恐怖を、自分で考えたことで誰かが笑う喜びを経験してほしいのだ」
(「火花」より)
当たり前の事ですが、又吉先生はお笑いと読書に精通しているからこの作品ができたんだと感じました。又吉先生の場合は読書とお笑いというように、得意なことや好きなことを二刀流、三刀流、四刀流にして組み合わせていくことで自分独自の作品を生み出すことができるのだなと思いました。
どういうことかというと、好きなことを突き詰めていったり、色々なことを頑張って取り組んで思案していると、それらが融合した時に、自分にしか作れないオリジナリティ溢れる唯一無二の作品が出来上がるんだなぁと思いました。