【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、小池龍之介先生の著書「「自分」を浄化する坐禅入門」の感想を書いていきます。宜しくお願いします。
【どんな本か】
本書は坐禅についての説明書と言えるのではないかと僕は思います。小池龍之介先生の優しい語り口で坐禅の説明が解りやすくまとめてあります。
坐禅のやり方を知りたい人。
坐禅の効能や効果を知りたい人。
心の平穏を保ちたい人。
平常心を保って過ごしたい人。
そんな人にお薦めの本であるかと思います。
【坐禅について事細かな説明】
本書は坐禅について本当に細かく説明がされています。
坐禅のやり方を自己の坐禅レベルに合わせて段階的に説明しつつ、その段階の時に自分がどんな感覚になるのか、どんな気分になるのかが書かれていてとても解りやすいです。
「呼吸していく中で、自分自身の息、体、心の関連データをひたすら拾い集め、身体の秘密を探検しましょう。」
坐禅により自分の感覚が鋭くなっていく過程を勉強できます。
【所作を美しさを心掛ける】
本書によると、無意識に動いている時は、意識は欲、怒り、迷いによって形成されるそうです。日常の一つひとつの動作に念のセンサーを送って、呼吸の他に姿勢を正して麗しき動作を意識することで、平常心を保っていくといいようです。
【坐禅は奥が深い】
本書を読み進めていくと、坐禅の深淵さを感じざるを得ないです。僕は何年か前に本書を読んでからは、やってない期間もありつつも、坐禅に取り組んでみているけど、正直なとこ僕にとっては本書の後半の坐禅のレベルに達するのは厳しいなと感じました。内蔵を意識するとかってどういうことですか?
「自らの身体をバラバラに解剖するように観察し、身体中を探検しましょう。」
かなりの坐禅の能力が必要になってくると感じます。
けど、あとがきに書かれてあったように、結局のところは何も考えずに呼吸に意識を向けることが大事なのかなと僕は思っています。
「ただただ、「いま、ここ、目の前に流れていく自然な息」を感じつづけてみる、ということです。」
いつも無意識にしてしまっている自分の呼吸の風味や風合いを味わって、意識してみることが大切なのかなと僕は学びました。
改めて坐禅を毎日の習慣にして平常心を保ちながら日々を過ごしていきたいなと思います。
【まとめ】
坐禅について詳しく知りたい方にはとてもお薦めの入門書でありつつ、入門書と書いてあるけど後半には高度なレベルの奥深い内容が説明されている魅力的な本であるかと僕は思います。