【前置き】
どうも、虫虎です。今回は、スティーヴン・キング氏の著書「書くことについて」を読んだので感想を書きます。よろしくお願いします。
【どんな本?】
小説家スティーヴン・キング氏の小説書き方本。
前半は彼の自叙伝。後半は彼の人となりを踏まえた上での書き方講座が開かれます。人となりを知っている分、心に響く言葉が多かったです。「グリーン・マイル」と「スタンド・バイ・ミー」の映画しか観たことがなかったので、小説も手にとってみたいなと思いました。
「本は持ち運びできる魔法の道具だ」
(「書くことについて」より)
【楽しんで書く】
本書の最後の方で書かれていたことですが、これが一番大事なことなのだろうなと感じました。
書くというのは孤独な長い作業。
それを楽しめるのが書ききるためには大前提となります。
私もたくさん読んで、たくさん書いて、もっと書くことを楽しめるようになりたいなと思いました。
「私が書くのは悦びのためだ。純粋に楽しいからだ。楽しみですることは、永遠に続けることができる」
(「書くことについて」より)
【副詞を控えたほうがいい】
結構衝撃的な内容でした。
無駄を省いて、平明、簡素にするためにはそこに行き着くようです。
語彙の乏しさを恥じて着飾らない方がいいらしい。
私もわかり易さと簡素さを意識してみます。
「文章を書くときに避けなければならないのは、語彙の乏しさを恥じて、いたずらに言葉を飾ろうとすることである」
(「書くことについて」より)
【ストーリーから入る】
テーマから入らないのが大事らしいです。
ストーリーに始まって、テーマに終わるのがいいというのは、なんとなくそうなんだろうなと思いました。
まずは楽しんでストーリーを綴っていく。そして、そのストーリーの中に自分の考えていることを盛り込んでいくのが理想的。
「なんらかの問題意識やテーマにもとづいて書くというのは、駄作のレシピである。優れた小説はかならずストーリーに始まってテーマに終わる」
(「書くことについて」より)
【設定だけで書く】
著者はプロットを作らない主義だそうです。
設定とキャラクターを練りこめば、勝手にストーリーが進んでいくものだそうです。そして、キャラクターは勝手に成長する。
そんな風にストーリーが紡げると、絶対に楽しいだろうなと思いました。
「状況の設定はプロットづくりにとってかわることができる」
(「書くことについて」より)
【まとめ】
悦びながら書いていきたいと思いました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。